【神田①015】神田久右衛門町
2017.11.26 02:15
町番号:神田①015
町名:神田久右衛門町
読み方:かんだきゅうえもんちょう Kanda-Kyūemonchō
区分:町丁
起立:1869(明治2)年
廃止:1934(昭和9)年
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「神田」
現町名:千代田区東神田一丁目17番西以外と15番、16番北東以外
概要:1616(元和2)年、材木薪炭商の久右衛門によって豊島郡峡田(はけた)領鳥越村に開かれた町で、一・二丁目があった。1641(寛永18)年、神田川沿いの河岸通りの荷揚場が深川に移転し、深川久右衛門町となった。1718(享保3)年の火災後、残地が収公となり、柳原土手内に代地が与えられ、神田久右衛門町一・二丁目代地ができた。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、神田久右衛門町一丁目代地が「神田久右衛門町」と改称して成立(『大江戸今昔めぐり』では「二丁目代地」とある)。1872(明治5)年の戸数98・人口427(府志料)。物産には木櫛があった(府志料)。同年、旧二丁目代地は橋本町四丁目の一部を編入した。
1878(明治11)年11月2日、東京府神田区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市神田区に所属。
帝都復興計画の一環により、1933(昭和8)年に一部が日本橋区に編入、逆に日本橋区から一部が編入され、そこを含めて1934(昭和9)年には東神田一、三丁目に編入となり消滅。
撮影場所:神田久右衛門町