Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

お城の語学学校 in Rambouillet ランブイエ

2017.11.28 10:23


2003年ホテルから学校通い、2004年ホームティーチャーズレッスン、2006年ホームステイ、さあ次はどうしようかな?と考えていた頃、留学パンフレットで見かけたこのお城。なんと語学学校です。寮に滞在できます。


学校のある Rambouillet(ランブイエ)は、Île de France (イル・ド・フランス)地域圏のYvelines(イヴリーヌ)県にあります。


パリ Gare Montparnasse(モンパルナス駅)で、イル・ド・フランス行きの切符を買い、特急で30分のところ。

途中、Versaille(ヴェルサイユ)駅に停まります。


自動券売機もあります。



各駅停車に乗ってしまうと、1時間かかるので、要注意。一度、間違えて各駅停車に乗ってしまったのですが、だんだんと人が少なくなり、緊張感が漂いました。


パリからそう遠くないのに、電車が進むとのんびりとした風景に切り替わります。ランブイエには、お城や競馬場があり、週末の小旅行にも良さそうです。


さて、ランブイエ駅に到着後は、学校から予め渡されていた地図を頼りに、お城へ向かいます。


駅のホームから改札までの階段では、さりげなくスーツケースを持ち運んでくれた、親切な方が!感激。。


途中、道がわからないときは、直ぐに尋ねてみると、どの方も親切に教えてくれます。20分ほど、スーツケースを転がしながら、ようやく学校が見えてきました。


入口でワンちゃんがお出迎え。


寮に案内されます。私はラッキーなことに、二人部屋を一人で使わせてもらいました。


ランブイエでも、エッフェル塔とこんにちは。


同じようにスーツケースを駅から転がして来た日本人の方と、施設の説明を受けました。この頃はまだスマホでの海外通信が高額な時代だったので、パソコンの使える部屋が貴重でした。


そしてその夜、早速洗礼が…

シャワーを浴びてシャンプーしている最中に、お湯が出なくなったのです>_<


季節は10月。夕方になるとグッと冷え込みます。寒かったですが、仕方がないので、冷水で流しました。後から聞いたところによると、施設が古く、改装計画中だったので、当たりハズレがあるのだとか…


その後は、暖かいシャワーを求めて、自分の泊まる寮のお隣まで、毎日借りに行きました。ヨーロッパ旅ではよくある話。でも実際に遭遇すると、二度と同じ目には合いたくない。これを機に、宿選びに慎重になってしまいました。


そんなこんなのバタバタな初日を過ごした翌朝。目にした風景がささくれ立った心を、柔らかくときほぐしてくれます。


紅葉の美しい季節でした。



朝昼晩ともに、食堂を利用できます。いつも食堂に入ると、職員さんがBonjour! と温かく迎え入れてくれました。習ったフランス語を使って、簡単な会話を楽しみます。



授業の前に、レベルチェックテストを受けてクラス分け。早速授業に入ります。

クラスに入ってみて、自分のレベルと合わなかったら、教務の方にお話しして、クラス変えも可能です。私は初めに入ったクラスが難しかったので、一つレベルを下げました。


レベルを下げずに踏ん張る、というやり方もありますが、自分に合ったやり方を選ぶのがいいですね。


授業はみっちり朝からトータルで6時間。宿題も出るので、なかなか外へは出ませんでしたが、たまの休み時間を見計らって、街へ繰り出します。

小道が可愛らしい。


先生に教えてもらったお勧めのクレープリーへ、学校の友達と一緒に。


充実した時間は、あっと言う間に過ぎていきます。私は一週間の有給休暇を使って、ランブイエに来ましたが、一週間しか滞在しないことに対して、先生を含めて日本以外の国の生徒は皆、驚いていました。


「一週間しかいないの?」とよく言われました。私は一週間でも長い方だと思っていましたが、その反応をみて、もっと休めたらなぁ。。と思うように。



日本の現状に嘆いても仕方がないので、今できることに目を向けてみます。たった一週間でもやってみるなら大きな一歩、景色が変わります。


飛行機に乗り、電車に乗り継ぎ、道を尋ねながら学校に辿り着き、先生やクラスメイトと出会い、自分と向き合う体験。


パリにはない景色や体験ができて、また新たなフランスの一面を発見した旅でした。



*ランブイエ国際学園(Planet Langue)は、2017年7月に閉校しました。新たに Institut International として移転、新プログラムを準備中とのことです。