4月の対象作品はこちら
季節の移り変わりの時は、なんだか気持ちまでソワソワしてしますね。
うえだ子どもシネマクラブは新学期も変わらず開いていきます。
4月のラインナップをお送りいたします。お気軽にでかけください。
映画館で、お待ちしています!
GUNDA/グンダ
2022年4月11日(月)10:00~
“ 無限の宇宙がすぐそこにある ”
母ブタGUNDAと農場に暮らす動物たちの深遠なる世界。イマジネーション刺激する〈93分〉未踏の映像体験。
[INTRODUCTION]
ある農場で暮らす母ブタGUNDA。生まれたばかりの子ブタたちが、必死に立ち上がり乳を求める。一本脚で力強く地面を踏み締めるニワトリ。大地を駆け抜けるウシの群れ 。
迫力の立体音響で覗き見るその深遠なる世界には、ナレーションや人口の音楽は一切ない。研ぎ澄まされたモノクロームの映像は本質に宿る美に迫り、驚異的なカメラワークは躍動感あふれる生命の鼓動を捉える。ただ、そこで暮らす生き物たちの息吹に耳を傾けると、誰も気に留めないようなその場所が、突如“無限の宇宙”に変わる――誰も観たことのない映像体験が待ち受ける。
斬新な手法と叙情豊かな語り口で描かれる映像詩に、名優ホアキン・フェニックスがエグゼクティブ・プロデューサーに名乗りをあげ、世界の名だたる映画作家たちが大絶賛!これまでに国内外で100以上の映画賞を受賞し、“最も革新的なドキュメンタリー作家”と称される、ヴィクトル・コサコフスキー監督渾身の傑作ドキュメンタリー『GUNDA/グンダ』をスクリーンで体感せよ!
[2020年/アメリカ・ノルウェー/93分]
監督:ヴィクトル・コサコフスキー
エグゼクティブ・プロデューサー:ホアキン・フェニックス
プロデューサー:アニータ・レーホフ・ラーシェン
共同プロデューサー:ジョスリン・バーンズ
配給:ビターズ・エンド
© 2020 Sant & Usant Productions. All rights reserved.
ロスバンド
2022年4月11日(月)13:00~
ノルウェー発、音楽ロードムービー!
それぞれ悩みを抱えながら、ノルウェー・ロック大会に出場するために、仲間と一緒に国を縦断する旅に出る。
[解説]
ドライバーのマッティンを演じたヨナス・ホフ・オフテブローは、両親も兄も俳優という芸能一家に生まれ育ったノルウェーを代表する若手俳優。またクリスティアン・ロー監督は子ども向け映画の名手として知られ、この作品はベルリン国際映画祭のジェネレーション部門(4歳以上が対象)に選出された。南北に細長いノルウェーを南から北へと縦断して、北欧の豊かな自然もたっぷりと映し出す。いろんな悩みを抱えながらも、夢に向かってみんなで力を合わせることの素晴らしさをうたった感動のステージが、いよいよ幕を開ける。
[STORY]
ドラム担当のグリムと、親友でギター兼ボーカルのアクセルはノルウェーのロック大会に出るために練習に励む毎日。グリムはアクセルの音痴が気になってしかたがない。真実を言い出せないまま、念願の大会出場のチケットを手に入れたものの、ベースもいなければ、開催地は遥か北の果ての町・トロムソ。ベーシストのオーディションにやってきた9歳のチェロ少女のティルダを仲間に入れて「ロスバンド」を結成し、近所に住む名ドライバーのマッティンの運転で長旅のドライブに出かけるが……。果たして4人はトロムソに無事たどり着いて、ロック大会で演奏することができるのか。
[2018年/ノルウェー・スウェーデン/ノルウェー語・スウェーデン語/シネマスコープ/94分]PG-12
監督:クリスティアン・ロー
出演:ターゲ・ホグネス、ヤコブ・ディールード、ティリル・マリエ・ホイスタ・バルゲル、ヨナス・ホフ・オフテブロー 他
原題:LOS BANDO
後援:ノルウェー大使館
配給:カルチュアルライフ
宣伝:VALERIA
FILMBIN AS © 2018 ALLE RETTGHETER FORBEHOLDT
世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方(吹替版)
2022年4月25日(月)10:00~
“ 子どもはみんな問題児。”
世界一フツーで退屈な町で、やんちゃん4歳児たちと1匹のハナグマが巻き起こす奇想天外な大騒動。
ウルトラ・ハッピーなチビッコ・スペクタクル映画の傑作誕生!
[INTRODUCTION]
スクリーンせましと全速力で駆けまわり、歌い、踊り、笑う子どもたち。自由奔放で純真無垢、天真爛漫で大胆不敵。やんちゃでわんぱく、おしゃまでちゃっかり、そして切ないくらいにキュート。そのピュアでポジティブな魅力は、見る者すべての顔をほころばせ、心を踊らせ、元気を与えてくれます。これは、子どもたちだけが持つ、無限のエネルギーが炸裂する奇跡の“チビッコ・スペクタクル”! ここに、映画史上最高のキッズ・ムービーが誕生しました。
製作、監督は『ツバル』(99)、『ゲート・トゥ・ヘヴン』(03)などを手掛けたドイツの鬼才ファイト・ヘルマー。本作は、彼が敬愛するチャールズ・チャップリンやジャック・タチの諸作品、ハル・ローチ・スタジオが製作した『ちびっこギャング』シリーズにインスパイアされ、オマージュを捧げています。主演の子どもたちには、演技指導を受けた子役俳優は一切使わず、個性的で元気な子どもらしさ持った6人をオーディションで厳選、全員これが映画初出演です。そして、子供たちとともに大活躍するアカハナグマ“QUATSCH(クアッチ)”の驚きの名優ぶりも見逃せません。
本作は、世界中で50以上の子供映画祭を席巻し、ルートヴィヒスハーフェン・ドイツ映画祭最優秀子供映画賞“金のニルス賞”、チューリッヒ映画祭最優秀子供映画賞、ベルファスト・シネマジック最優秀作品賞、マイケル・ムーア映画祭観客賞最優秀子ども映画賞など、数々の賞に輝いています。
[STORY]
大好きなおじいちゃんとおばあちゃんを老人ホームから救い出すため、幼稚園を脱走した6人の4歳児と1匹のアカハナグマ。その名も“ハナグマ・ギャング団”が次々と巻き起こす、奇想天外な作戦の数々に村の大人も、親たちも大騒ぎ。やがて天才アカハナグマのクアッチが、世界一フツーで退屈だった村をハッピーな楽園に変え、おじいちゃんとおばあちゃんを連れ戻す大発明を思いつきます。それは、“世界でいちばんのイチゴミルク”でした。
[2014年/ドイツ/日本語/1:1.85ビスタ/83分]
製作・共同脚本・監督:ファイト・ヘルマー
提供:エデン、ポニーキャニオン、東急レクリエーション、パイオニア映画シネマデスク
配給協力:東急レクリエーション
配給:エデン+ポニーキャニオン
ⓒVeit Helmer Film-produktion
シング・ストリート 未来へのうた
2022年4月25日(月)13:00~
“ 君の夢は、僕の夢になった。”
80年代、大不況下のダブリン。僕たちはバンドのPVで、憧れのロンドンを目指した。
音楽がつなぐ出会いと、少年の成長に胸が熱くなる──
80年代カルチャー満載の青春音楽映画の傑作、誕生。
[INTRODUCTION]
サエない日々を送っていた少年がバンドを組み、ストリートや海辺でミュージック・ビデオのゲリラ撮影を重ねるうちに、年上の女性との切ない恋と、それぞれが家庭に問題を抱えたメンバーたちとの胸を打つ友情が加速していく。作詞の才能に目覚め、傷つきながらも成長していく姿が愛しくも眩しいコナーには、アイルランド全土で半年かけた数千人のオーディションから選ばれた、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ。演技はこれが初めてだが、7歳からソプラノのソリストとしてステージに立っていた美声で魅了する。
絶妙な間の掛け合いで笑わせてくれる、愛すべき強烈な個性を放つバンドメンバーたち全員が、本作が長編映画デビュー作。コナーの兄ブレンダンには、アイルランドから生まれた新たなスター『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャック・レイナー、ラフィーナには『ミス・ポター』のルーシー・ボーイントン。デュラン・デュラン、ザ・キュアー、ザ・クラッシュ、ザ・ジャム、ホール&オーツ、a-ha、スパンダー・バレエなど、迷える若者の救世主だった80年代ブリティッシュ・ミュージックにのせて、音楽が人と人の心をつなぎ、共に運命を切り開く瞬間が鮮やかに切り取られる。主題歌は、『はじまりのうた』にも出演したマルーン5のアダム・レヴィーン。未来へ向かって走り出すコナーの姿が、私たちにあの頃の夢を思い出させ、まだ叶えられると信じさせてくれる、音楽映画の傑作が誕生した!
[STORY]
1985年、大不況のダブリン。人生14年、どん底を迎えるコナー。父親の失業のせいで公立の荒れた学校に転校させられ、家では両親のけんかで家庭崩壊寸前。音楽狂いの兄と一緒に、隣国ロンドンのMVをテレビで見ている時だけがハッピーだ。ある日、街で見かけたラフィナの大人びた美しさにひと目で心を撃ち抜かれたコナーは、「僕のバンドのPVに出ない?」と口走る。慌ててバンドを組んだコナーは、無謀にもロンドンの音楽シーンを驚愕させるPVを撮ると決意、猛練習&曲作りの日々が始まった──。
[2016年/アイルランド=イギリス=アメリカ/シネスコ/106分]PG12
監督・脚本:ジョン・カーニー
出演:フェルディア・ウォルシュ・ピーロ、ルーシー・ボイントン、ジャック・レイナー
主題歌:アダム・レヴィーン(MAROON5)
配給:ギャガ
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