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カシス's Ownd

金カム310話祝福。

2022.03.24 11:29

※これが良いのか悪いのかネコチャンサヨナラ


今週のあらすじ★

・腹に入ったままの毒矢の先を刀で取り出した尾形。杉元はアシリパに射て!と叫ぶ。すぐさま尾形の銃口はアシリパに向ける、白石が伏せろ!とアシリパを後ろから伏せた。

・尾形の目の前にまたもや勇作の姿が立ちはだかる。アシリパに銃口を向けると出てくる。

邪魔ばかりしやがって この悪霊が

杉元は尾形は誰に向かって言っているのか不思議がった。

ここから尾形はもう一人の自分との問答に入る。


(悪霊なのかなぁ?アシリパに銃を向けるたび勇作が出てきて邪魔するのはなんでだ

勇作とアシリパを重ねていたってことは)

どういうことだ!

(それと目を合せないように向き合おうとしてこなかった)

何の話だ?

勇作の目が現れた。(罪悪感だ

 

俺の罪悪感?

幻覚だ毒だ目玉をえぐられた傷のせいだ!首を振り焦る尾形。

(勇作だけが俺を愛してくれたから)仲良く漫才のように勇作と尾形の後ろに微笑む菊田。

殺した後悔などしとらん!

(罪悪感があるってことは俺は愛情のある親が交わってできた人間か?)父親を刺した場面。

いいや違う こいつはおっ母の葬式に来なかった

(愛した瞬間があったということでは?)ゆりかごのような炭鉱のトロッコに乗る尾形。


アシリパは立ち上がろうとする…危ないって(シライシ)

(お父っつぁまに愛があるか知りたくておっ母を殺したのに意味なかったってこと?)殺鼠剤で殺された母の姿。

毒で 錯乱している!


(欠けた人間が陸軍少尉になって第七師団長になることで奴らの価値がないと証明できるのにこれじゃ台無しじゃねえかよ)勇作を連れて遊女との戯れの場面。

(俺は欠けた人間じゃなくて欠けた人間にふさわしい道を選んできたのでは?)宇佐美との最後のやりあいで口の中の弾を取る尾形。

駄目だ!それでは!すべてが間違いだったことになる!

(嬉しいか?)茨戸で塔の上に立つ尾形。


(勇作と重なるアシリパがオレに罪悪感を気づかせた)樺太で毒矢を射ろうとするアシリパ。

(アシリパはオレに光を与えて俺は殺される)網走で高所で夜空に降る照明弾を笑いながら見上げて。


やめろ 罪悪感など存在しない (ああ でも良かったなあ)子供の尾形。もういい 考えるな 負ける これ以上  考えるな !! 混乱して混濁した渦の中に意識が遠のく…そして…考えるなと拒んだ結果がこれだ。

右手で残った左目に小銃の銃口を当て左手で刀を持ち小銃の引き金に切っ先を添えた。

そばで見ていた3人は驚く。


尾形の後ろから抱きしめるように勇作は銃を自分に構える尾形の手を添えるようにこう言った。

『兄さまは祝福されて生まれた子供です』

すぐ引き鉄を引いた。

尾形の左から後頭部を貫通した。

そのまま列車からさかさまに落ちていく尾形。


後ろから尾形を羽交い絞めに抱きしめ勇作は地獄に引きずり込むようだった。

尾形は口元は微笑んだように見えた。


列車は進んでいく・・・。


・2発目の毒矢はヒグマに当てヒグマはそのまま下に落ちた。(列車内の廊下)

白石が杉元を抱える。目を閉じ苦渋の顔をするアシリパ。声をかける杉元だが…。

列車がガタガタ揺れ出す。前を見る。

機関室に誰もいない。このままだと函館駅に突っ込んでしまう。

そこに現れた鶴見。

アシリパは静かに毒矢を向けた。



以上です。

初見で310話読んだ時、涙が出ました。悔しくて。寝不足です。

今まで尾形の最後は残った左目負傷したり杉さんやヴァシリやアシリパが射貫くものと思ったんですが、まさかの自殺です。誰が想像したでしょうか。直前までまだ死ねないと言った本人が。自殺ですよ?何があっても生きていく強さがあったのに。


尾形はこのまま無傷でスパイとして中央に報告したとして知りすぎた者は殺されるのがオチでしょうし昇進なんぞは嘘で叶いはしない。じゃあどうやって生き延びるのか、射撃の腕を生かして流浪の狙撃手、表には出ないスパイに徹する…もし目が無事で生きていたら。

色々積んでたので死ぬしかないんだろうか…?


ヒグマでもアシリパの毒矢を受けたら成す術もないのに尾形は毒を腹から出したが体内には毒の効果が表れ始めている。(アシリパの毒がトリカブトだったらこのまま放置すると手足は痺れ脈は乱れ呼吸不全、心停止になる)

尾形自身もわかるもう助からないという恐怖の感情。

死に際に現れるもう一人の自分との自問自答。これは走馬灯か。幻か、理想か。希望か。

死に直面した時は正常ではいられないので何かが見えたり意識が遠くに行ってしまい別人になる場合があるらしいです。傍から見たらとてもつらい姿です。


尾形はもう一人の自分が現れ裏の自分の気持ちを解説。認めたくはない、受け入れたくはない、このままだと自分の心が崩れてしまう。支えていたものが総崩れ、自我崩壊、狂ってしまう。そうだ、忌々しい存在のもう一人の自分と勇作を見たくない聞きたくない消したい、その一心で左目に銃口を当て最後の欲しかった本音「祝福されて生まれた子」を聞いて引き鉄を引いてしまう。最後まで認めたくなかった尾形。


眩しい瞳の勇作に自殺ほう助されて暗い暗い場所へ引きずり込まれた尾形。

このシーンは…最初に思ったのは洋画「ゴースト~ニューヨークの幻」で主人公の同僚が悪いことして事故死してゴーストになるが地獄の使者らに捕らえられ暗い場所へ(地獄へ)連れ去られるシーン。当時すごい好きな映画で印象的なシーンでした。

なので尾形の最後は わあ、ゴーストや…て思ったらその日のNHKーBSPでゴースト~ニューヨークの幻が放映されたという…。…oh…


でも後ろから羽交い絞めのような柔道技でありそな格好の勇作さんの姿、どこかで見たんだよなあ…ゲーム脳の私はサイレントヒルシリーズやnight cryというゲームで似たようなものを見た気がします。ゲームプレイ動画ですけど。まあでも金カムの作者さんは洋画から色々ネタ拾ってきているので何かの洋画でしょうな。


追記:尾形が小銃を自分に向ける場面、思い出した。昔ドラマで「華麗なる一族」の中で木村拓哉ふんする主人公が色々不幸があって悩んだ末、猟銃自殺をするんですね。口に銃口を当て足の指で引き鉄を引く。主人公の出自も謎で誰の子だったのかとかも(最後に解明されるが)尾形と被りました。


さて、この尾形の最後はみなさん、納得しましたか。せーへんわ!っていう方は私と友達。

尾形が嫌いな人や尾形がやってきたことを考えると妥当な死に方と思う人もいるでしょう。

残念ながら私は肯定的な感想は持っていません。


ところで

ちょっと待ってくれよ、まだ明かされていないことがあるじゃないか。

・軍隊に入った経緯

・鶴見と出会った経緯

・ロシア語は誰から教わった?

・両親から愛された具体的なエピソード

・ファンブックの祖父祖母の行方


これってまだよね?単行本の加筆あるだろうか。期待したい。


列車に割り込んできた羆は私は要らなかったと思います。

牛山と対決させてなんぼの羆なのに何しに来たんだ己は。

杉元にちょっかい出して余計なことしただけじゃないか。

お前がいなければ尾形と杉元がごろんごろん対決して杉元が尾形を抱きしめながら殺してたかもしれないのに。のにー

もしくはアシリパを狙う尾形を後ろから羽交い絞めにして勇作さんとかぶらすこともできただろうよ。元勇作さん替え玉だし。尾形覚えてないの?あの時の裸の彼は杉さんだよ!声聞いただろ。

↑勇作の素顔、二重ですね。お母さん似かな。若き杉さんと似てるんでしょうか。


なんかもうしんどいので続きは次回にします。

絵も描こうかと思いましたが下書きだけ描いて放置です。そのうち完成させたいです。


尾形がツッコミの手を勇作に添える、勇作は指でバッテン。どういう意味?そういう漫才コンビいるのかな。ねえ、菊田さん。

↑ヴァシリに狙撃されたとき勇作さんが現れて避けれたのはなんでなん?直前にアシリパを見てたから?