藺草
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日はランチのご予約も0組でしたが、終日
ひっそりのんびりとした店内でした。お越し
頂きました皆様ありがとうございました。
そんな中、それほどヒマでは無かったのは、納品が重なったため。伊賀から、倉敷から、
岩手から。
倉敷からの荷物は、箱を開けた瞬間、藺草(い
ぐさ)の香りがふわ〜っと。い草の香りってなんで夏の記憶を思い起こさせてくれるのでし
ょうね?涼しさというか、心地よさというか
、どこか懐かしい気持ちにしてくれます。
須浪隆貴さんは、花茣蓙と呼ばれる絵柄の入
ったゴザを作る家業を継ぎ、お祖母さんから
機を譲り受け、戦後闇市で買い出し用に使わ
れていた「やみかご」を作り始めます。それ
がい草で作ったかご「いかご」。元々い草の
産地であった倉敷で、い草をよって縄状にし
て布のように折っていき、一つ一つ手仕事で
カゴの形を整え、持ち手を付けています。
これまで、スイカカゴや、瓶カゴ、あとは鍋
敷きと、食に関するモノに絞ってテマヒマで
はご紹介してきましたが、3/30からの高槻阪
急の催事では、写真の手提げバッグも新たに
展開致します。
先日ご紹介した丹波布もそうですが、この催
事に向けて、お仕事お忙しい中無理をお願い
して作って頂きました。ありがとうございま
す!少しでも多くの方にお手に取ってご覧頂
ければと思います。
畳と同じで、時間とともに、い草の青さは茶
系へと経年変化していきます。カゴ自体も丸
みを帯びてきて馴染んでいきます。是非使い
込むことでご自身のモノにしていって下さい
。
須浪さんはインスタで#㐂べば集まる、という
ハッシュタグで蒐集したものをアップしてら
っしゃいます。よく雑誌とかで紹介されてる
中で工房の壁一面に世界各国の編んだモノが
並んでいます。きっとそんなモノ達に囲まれ
ることで須浪さんのクリエーションが刺激さ
れお仕事の血肉となってらっしゃるのでしょ
うね?まだお邪魔出来ていない工房ですが、
いつか訪れたいと思います。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約は1組のみで残
り12席とお席にかなり余裕がございます。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!