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美鳥’s Midorish

プロジェクトパック17の7日目

2022.03.25 11:56

プロジェクトパック17、7日目。

白の三角タイルに描きます。

簡単に描けて、美しい、繰り返しを楽しめる、素晴らしい提案です。


三角を描いて、中に丸を描いて、9を描くように角に向かってカーブ。ウェルというタングルです。テザードオーラ(最初と最後がくっついているオーラ)を足します。

葉っぱのような線を足して、オーラ。

グレーのペンでオーラ、ちょっと太いオーラ、その中に丸と二本線を、ワルツを踊るようなリズムで描かれました。

中の三角に沿って鉛筆のシェーディング。これで浮かび上がるように見えます。

シェーディングも、模様の一部のようにとらえます。角のおなじあたりに鉛筆を入れて、サッ筆で伸ばします。

何も難しいことはしてないです。簡単で、単純なことの繰り返しで美しい模様が描けます。


今日は3枚、おなじ法則で描きながら、ちょっとずつ違うことをされました。

同じスタートで、2枚目は直線を書き足して。

「ペンを動かし続けます。」とマリアさん。ペンの仕事が行ったり来たり、オーラを書いたり、塗ったり、とペンを動かしながら次にすることを考えて、、(というか、手の中から出てくるかのように見えますが、手を動かしながら書いてるものとお話ししてるように見えます。)そういう動作は考えなしにするのだけれど、手を動かすうちに、次どうするかがわかる、というようなことをおっしゃってます。

細いオーラ。これはシェーディングの時にコントラストができて良いですよ。とリックさん。

マリアさんはクレセントムーンを足されました。オーラのこちらとあちらに。こうすると孔雀の羽のように見えます。

スペースの形に合わせていかれます。最初の丸もわざと真ん中を外してあるので、スペースの形は色々になります。「全く同じじゃないから面白いんです。」とマリアさん。

「同じならコンピューターでできるでしょ。予測しないものを描いていくには自信、アート、創造力が必要。それが芸術です。」

そしてまたオーラ。「なんでそんなに何度もオーラするの?と思うかもしれないけれど、ゼンタングルではオーラすると良くなるから。」

鉛筆でシェーディング。これで形を作っていく感じです。

「これはリックっぽいタイルね。」とマリアさん。

誰にでも自分のスタイルというものがあります。マリアさんが3枚、リックさんが3枚描かれるのを見たら、人によって違いがあるな、というのがわかるし、自分のも違っていて良いとわかりますね。と。「正しい」やり方もないし、「間違ってる」やり方もないです。

と喋りながら、シェーディングが進んでいきます。

「シェーディングは一般的な影をつけるのとは少し違います。影色のグレーを足します という言い方をしますが、模様の一部としてグレーを足します。」

一般的な 決まり(こちらに光源があるからこちらに影ができる みたいな)があるのとは違って、模様の一部として(角に鉛筆のグレー と決めたらそうする、というように)描きます。「そして多くの場合、特に意味はないから心配しないで楽しんで描いてね。」とマリアさん。


3枚目、使い古したペンも良いですよ。と、同じ書き方を繰り返して、ちょっと違うことをされます。

花びらか葉っぱのようにカーブを足して、、、埋め込んだように丸を描かれました。

手はずっと動いていきます。圧の違いで線に強弱が出て美しいです。これはまわりに丸を並べて描かれました。そしてオーラ。

同じことのようで、オーラの線を描いてから丸を並べるのと、丸を並べてからオーラするのでは、こんなふうに違いができます。手順が違うと出来上がりも変わりますね。

同じように、縁にシェーディングして。斜めにしたサッ筆で馴染ませて。

インクの場所を作ってドラマを。


3枚とも同じようで、ちょっとづつ違います。楽しい提案です。