春の体は不安定!?
2022.03.26 06:29
最近、腰の痛みを訴えて来院される患者さんが増えています。
気温が上がり
桜の開花宣言があちらこちらで聞かれるようになってきましたが、
体で何か起こっているようです。
今回は春の体のお話です。
寒い冬が終わりを迎え、春になって気温が上がり始めると
植物のつぼみが生育するように
体も大きく変わり始めます。
そう
体は夏に向けての準備を始めるのです。
そのため
一時的に体が不安定になり
腰痛になったり
関節が痛くなったり、痛みや違和感が出やすい時期でもあります。
ではなぜ不安定になるかと言うと・・・
体が緩み始める=関節が緩む=骨盤が緩むとなります。
特に左右のある物
腕や足、特に骨盤が
片方ずつ緩みはじめると
体の土台であり腰が不安定となるため
腰痛は発症しやすくなるという事です。
ところがまだまだ
体全体の筋肉や関節、皮膚も縮んでいるので
より重心が偏りやすいという事もあります。
それなら緩まなければどうなるか?ですが
そうなると
夏の気温上昇に対応ができなくなります。
人は体を緩める事で
汗腺を広げ、体温を逃がしやすくします。
夏の暑い時に
体温を発散できないと
体温が上昇して熱中症になりますよね。
若い人でも
生活習慣の乱れで
体が緩まないと熱中症になりやすくなるので注意が必要です。
こんな時期は
軽く運動して
体を緩め夏の体への変化を促してあげるのも
一つの方法です。
が
問題があります。
今の時期、
寒暖差が大きいので
いち早く夏の体に変わると
例えば
冬の体の20℃と
夏の体で感じる20℃では体感温度も
大きく変わるので
衣服等で上手に調整することが必要となります。
これから日に日に春らしさが増してきて
心がなぜかウキウキしますよね。
そんな時期だからこそ
体調管理には気を付けて
体に異常を感じたら適切に治療を受ける事が大事ですよ!