ピアノソロ曲
2022.03.26 09:00
曲目紹介シリーズその2🥳
今回のリサイタルで私が演奏するソロ曲は、ショパンのノクターン第8番と即興曲第1番です。
ショパンのノクターンといえば浅田真央ちゃんも使っていた2番が圧倒的に有名ですが、今回演奏する8番は私がずっと前から弾いてみたかった曲です✨
昨年の秋にショパンコンクールがYouTubeで見れて大興奮でしたが、またこの曲?というくらいたくさんの人がこの8番を選んでいましたね。
そうなんです。ピアニスト的には、この8番はもう魅力的で仕方ないんです😊
この曲は、最初はまるで天国の様に平和で美しいのですが、
段々と感情の波が現れてきて、もう本当に心が壊れてしまいそうな程の悲しみが出てきたり、わーっと思いを吐露してみたり…
でもまた天国に戻ってきて、昔の幸せを思い出してみたかと思えば、また悲しみが戻ってきて、気が狂いそうな程思いが高ぶったり…紆余曲折を経て、最後はすべてが浄化されたかのように安らかに曲が終わります。
本当に曲に入り込むと、あまりの感情の起伏に練習中に涙が止まらなくなる恐れがあり危険です😂
そしてここがショパンのすごいところなのですが、
メロディがきれいなのはもちろんなのですが、一つ一つのフレーズで感情が変わると声色が変わるかのように、自然とピアノの音色が変化するように音が書かれているんです。
その音選びと色彩感覚のセンスの良さがあまりにも素晴らしすぎて、ショパンは本当に天才なんです😭
ただ、そんな完璧に配置された音を的確に捉えて表現していけるかどうかは演奏者次第で、やっぱり難しい😂😂😂
まるで肉声で歌っているかのようにダイレクトに感情が伝わるよう、がんばります。
即興曲も、圧倒的に有名なのは幻想即興曲ですが、
今回演奏する1番は、幻想即興曲(暗→明→暗)とは真逆の曲(明→暗→明)です。
とっても軽く、軽快に流れていくので、この世のものではないもの?妖精とか?が周りの木々や花と戯れながら空を飛んでいるかのようです。
でも、中間の暗い部分ではガラリと雰囲気が変わります。妖精に暗い過去があったのかな?
最後はすーっと遠くへ飛んで行ってしまって、誰もいなくなって終わります。
これはあくまで私が今感じているイメージですが、色々なことを想像させてくれる可愛らしい曲です😊
両方とも本当に素晴らしい曲です🥰
ショパンコンクールを経て、全世界のショパン愛が増しているこのタイミングで演奏できることを楽しみにしています!
チケットは14時の回が残り4枚、17時の回が11枚なっております😊
ご来場お待ちしております💚