Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

『W旦那+(プラス)』第79話 三代目妄想劇場

2017.11.28 23:00

しばらく互いに触れ合うだけのキスを繰り返す。




軽く何度も触れ合っていると、どうにもその先に進みたくなる。




十分に気持ちが高まったタイミングで臣が離れ、隆二の目を見ている。




「欲しくなるでしょ?」




「…ズルいんだよ…臣は…今も昔も…」




ソファで隣に腰掛けたまま、また優しく臣の唇が触れてくる。




隆二(罠にかかる魚の気分…)




僅(わず)かに開いた唇の隙間から、お互いの舌を少し触れあってみる。




蕩(とろ)けるように柔らかいものが、更に奥へと誘いをかける。




二人は大きく口を開け、深く激しいディープキスを始める。




時々唇の隙間から、臣の声が漏れる。




「ん……ん…」




その声につられ、自然と隆二の声も漏れる。




「お…み……んっ…おみ…」




感じている時に、相方の名を呼ぶ隆二の癖…




少しも変わっていない…




その甘ったるい声を聞いて、深いキスをしているだけで、




十分に心が潤い、満たされていく…




理愛が相手ではこうはいかない。




保護しているという使命感が優先して、




理性の壁を越えることはついにできなかった。





End