Inter BEE 2015に行ってきた【後編】
今回、僕が一番お勉強になったのはSONYのブースです。
会場はどこもかしこも4K、8Kモニターで溢れていました。
中でも、4Kモニターを一番上手に紹介していたのがSONYです。
6月に発売されたブラビア。
ブラビアにはHDR機能が搭載されています。
上の画像、左右で明るさが違いますよね。
左がHDRを使っていない状態、右がHDRを使っている状態です。
今までと何が違うかというと、モニターの映像処理能力がめちゃめちゃ賢くなったため、
明るさ・コントラスト・色・画質などを勝手に補正して綺麗に見せてくれるのです!
本当にビックリする位画質が違いました。
ただ、これはある意味制作者泣かせでもあります。
特に映画関係者にとっては。
なぜなら、制作者が演出上意図したはずの画質が再現されない可能性があるのです。
HDR問題とでも言えるでしょうか。
別のブースでは、「HDRは今後使えるのか?」という討論も真剣に行われていました。
ちなみに、HDR機能はiPhoneのカメラにも付いています。
(仕組みはちょっと違いますが)
もう一つ、SONYすげーと思った話。
上のPCを操作する男性の前に、30人位の人だかりが出来ていました。
男性がしていたのは、今注目の「S-Log制作ワークフロー講座」です。
何が凄いかって、小難しい話なのにめちゃくちゃ分かりやすい!Σ(・□・;)
そして、2種類の編集ソフト(プレミアとダヴィンチ・リゾルブ)
を同時に操っておりました。
ソフトによる制作フローの違いもとても分かりやすかった。
(S-Log的にはやはりDR12の方が優れているようです)
一体、普段は何をされている方なんでしょうか。
ただの編集マンとは思えません。
ちなみに、Final Cutの話は1mmも出ませんでした。。。
そういえば、会場のどこにもFCPの文字は見なかったような気が。
Panasonicのブースでは懐かしい機械と再会。
EVSってやつです。
昔、スポーツ中継のバイトをしていた時にお世話になりました。
収録しながら同時に編集・送出できるのです。
あの頃のスタッフはみんな元気だろうか。
帰り道、外ではドローンのデモンストレーション飛行が行われていました。
200〜300人は集まっていたでしょうか。
注目度の高さが伺えました。
2015年のキーワードは「8K」「Log」「ドローン」。
2016年は何が見所になるんでしょうか。
今から楽しみです(^^)
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