お隣の人へ手を差し伸べる
2017.11.26 11:10
NHK文化センター西宮ガーデンズ教室「テーブルと椅子で学ぶ茶道」
茶道を初めて学ばれだした方が90%で何名様か以前学ばれた方もいらっしゃいます。
お稽古の作法では、手を使うことがとても多いのですが、
手の大きな方も手の小さな方も、器用な方もそうでない方も、いろんな方がいます。
私は器用な方ではないですし、すぐにお作法ができない方の気持ちもわかるつもりです。
一生懸命お作法についてきてくださっている時、お隣で困っている方がいらっしゃったら、わかる方が自然とお声がけしてくださるようになりました。
そのお伝えの仕方が、「教えてあげる。」ではなく、
「こうですよ。」と上からいうのではなく
困っていらっしゃる方へ手をさしのべるように
「こう手をうごかされるといいですよ。」と伝えてくださっていました。
私の方から見ていてもよくわかり、お声をかけるタイミングを何度か伺われ、
手を差し伸べられる。
そうすると手を差し伸べられた方は、遠慮されることも、恐縮することもなく、
優しさを感じありがいたなと感謝の気持ちだけお持ちになったのではないかと感じました。
そのような雰囲気で講座をすすめられること、ありがたいですね。