Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

『夢の先へ①』(続・臣隆妄想劇場32)

2017.11.14 14:57


二人が日本へ帰国してから2週間が過ぎ、




次のツアーに向けて、リハーサルが続いていた。




「ファルセットの伸びといい、声の艶も増して、最近二人とも凄くいいね。」




「私生活が充実してるんじゃない?」




リハーサルを見ていたプロデューサーが、

マネージャーに話しかけた。




(確かに、最近生き生きして、仕事も精力的にこなしている。)




(そろそろ、社長の許可をとって公にしても…)




マネージャーもそう思いながら、リハーサルを見ていた。







「で?いつ結婚するん?」




遅めの昼食をとっている時に、健二郎が唐突に切り出した。




口に含んでいた水を吹き出しそうになる。




隆二「なっ…なにをいきなり…」




健二郎「お前、俺が何も気づいてへんと思ってたんか?」




(健ちゃん…)




健二郎「最近ペアリングも嵌(は)めてるし」




隆二「えっ⁉前から臣とは色々シェアしてるでしょ?」




健二郎「やめとけって!お前嘘つけん性格やねんから」




(…健ちゃんスゲー…)




健二郎「っていうか、ペアリングしてる時点で、ほぼメンバー全員気づいてるやろ」




隆二「そ…そうなの?」




健二郎「何年一緒におると思てんねん」




隆二「……」






隆二はその時、ふと思った。




急に降って沸いたような、あのパリ行きの話…




ひょっとして、全て理解していたNAOTOさんの計らいだったんじゃないかと。






隆二の心の声に答えるように、健二郎が言う。




「二人が海外に行ってる時にな。それぞれがインスタに上げた写真で、二人とも何か思い詰めたような暗い顔してたのがあってな。

リーダー達、心配しとったんやで」




(やっぱりNAOTOさん、わかってて…)




深いメンバー愛に、隆二は感謝の気持ちでいっぱいになった。




健二郎「まぁ、いいんちゃう?それも文化やと思うで!」




隆二「健ちゃん、否定的じゃないんだ…」




健二郎「たまたま好きになった奴が男やったっちゅうだけの話やろ?何が悪いねん」




(すげー!健ちゃん…)




(やっぱ神だわ…)




「臣ちゃんも言い訳ヘタやからな!全部バレてるって、隆二から忠告しといてやれよ」




「うん…わかった」




急に気持ちが軽くなった。





End