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だいえっと屋の痩護へいこう

糖質や脂肪もゼロでは困る

2022.11.28 06:20

体脂肪が蓄積されてしまう理由の1つに、食事の仕方(食べる順番)も挙げられます。

1日3食をおススメする理由はいくつかあるのですが、その中の1つ。


空腹時間が長くなると、血糖値もどんどんどんどん下がっていきます。

次回に食事をした時には、急激に血糖値が上昇します。

大量のインスリンが放出されます。

すると、食事前よりも更に血糖値が下がります。

血糖値が下がれば、再び空腹を感じるようになる訳です。

太らない体質習慣を作りたい時には、朝食-昼食-夕食は5時間おきの食事が理想です。

併せて、グリセミック・インデックス(=GI値)の確認も。


空腹を感じて脳が「甘いものを身体の中に取り入れよ!!」と命令を出しているのは、脳にとっての(100%)エネルギー源であるブドウ糖を手っ取り早く仕入れるためです。

(基礎代謝量の20%が脳で消費されます。)

体内に吸収され、すぐにエネルギーとして吸収されるものと、グリコーゲンとなり肝臓や筋肉に蓄えられるものに分かれていきます。


糖質が不足してしまうと、スタミナ切れが起こり、脳の活動が低下して注意力や集中力が低下、疲労回復の恐れもあります。

肝臓のグリコーゲンを分解して維持し、筋肉のグリコーゲンを分解してでも(たんぱく質を壊してでも)糖を作り出していきます。

故に、筋肉や骨、歯、髪にも影響が出る訳です。



「脂肪をエネルギーに変えて痩せればいい」

「たんぱく質(糖質は摂らずにお肉やお魚や卵など)をエネルギーにすればいい」


そんな声が聞こえてきます。


脂肪は摂取エネルギーの20~30%が理想とされていますが、脂肪を摂りすぎると、なんと!糖質不足になります。(上記を再確認!!)

糖質を摂らないから大丈夫~♪なんて思っていたら、大間違い!!


脂肪についてお話しましょう。「脂質」も「邪魔者ではないこと」を知ってください。


「脂肪」とは、エネルギー源になる「中性脂肪=トリアシルグリセロール」のことです。

この「中性脂肪」と「コレステロール」を合わせたものが「脂質」というものです。

体脂肪にもちゃんと真っ当なお仕事がありまして、エネルギーの貯蔵庫の他にも、体を衝撃から守る。ホルモンバランスを調整する。体温維持。細胞膜の構成。脂溶性ビタミンの吸収促進などです。

エネルギー源となる「脂肪酸」は大きく2つに分けられます。

1つは「飽和脂肪酸」。

過剰に摂取すると、血清コレステロールが上昇し動脈硬化につながったり、体脂肪増加にもつながります。

もう1つは「不飽和脂肪酸」。

不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸多価不飽和脂肪酸の2つに分けられます。

一価不飽和脂肪酸は、LDLコレステロール(「悪玉コレステロール」と呼ばれているもの)を減らす力があります。


多価不飽和脂肪酸「オメガ3」「オメガ6」に分かれています。
これらは、皮膚トラブルや頭痛・腎臓トラブル・疲労・不妊・流産などの回避をする力があります。
身体の中で作り出すことができないため、食物から摂らなければならないもので「必須脂肪酸」とも呼ばれています。

「オメガ3」は、アレルギー予防・中性脂肪の低下・血栓予防の働きがあります。

「オメガ6」は、摂り過ぎるとアトピーや喘息や花粉症などの促進という有難くない症状に見舞われますが、適度に摂れば、血中総コレステロールを低下してくれます。



「脂肪酸」をエネルギーに変えるには、脂肪酸をまず「クエン酸」に変えなければなりません。そのためには脂肪から作られる「アセチルコエンザイムA」とブドウ糖(又はグリコーゲン)が必要になります。

体内の糖質が不足していると、エネルギー源に変化できる脂肪の量も少なくなります。


参考 / 「脂質代謝」について

1 中性脂肪(トリグリセリド)は小腸で吸収されます

2 リポたんぱく質に組み込まれます。

3 血中を循環して、各組織に運ばれます。

4 肝臓で合成された中性脂肪もリポたんぱく質を形成し、血中に放出されます。

5 リポたんぱく中の中性脂肪は、血管内皮細胞表面にあるリポたんぱく質リパーゼによって
  加水分解されます。

6 放出された脂肪酸は、各組織に取り込まれ、エネルギー源・生体成分に、
  又は、中性脂肪に再合成され、再び貯蔵されます。