七年振りに表参道全域でイルミ、点灯式に吉瀬美智子
【社会報道】 平成二十九年十一月三十日に東京・表参道にて、商店街振興組合原宿表参道欅会(理事長:松井誠一)は『Epsonプレゼンツ 表参道イルミネーション二〇一七』点灯式を開催した。当日から十二月二十五日の期間に表参道のケヤキ並木をシャンパン ゴールドのLEDで輝かせる。昨年の五十万球から九十万球へ激増。表参道の全域点灯は七年振り。
十二月二十三日と二十四日のみ、一部の車道の駐車帯(歩道側)を開放する。原宿表参道欅会の松井理事長(辛卯)は「歩道側と違ってイルミネーションの木の中に入って見る事ができますので、素晴らしい違う景観が広がると思います。」と述べた。重ねてインスタ映え等も考慮し、理事長は夕方十七時頃の日没とイルミネーションのコラボを推した。スポットのヒントは“例年に点灯してなかった場所”とだけ伝えた。点灯は日没から二十二時まで。
セイコーエプソン(6724.T1)の碓井稔(乙未)代取は時計ブランドである旨を世界初のクォーツウォッチ等を発明した点を交えて強調した。報道現在ではプリンタ製造以外にロボット開発も手掛けている。同社は経営理念を本年三月に“なくてはならない会社”を加えて改訂した。「世界最先端の技術を磨く道を選びました。匠の技をもった技能者を育成する活動も綿々と続けております。」と挨拶し、「今迄の時計の概念や枠では収まりきらない、きっと誰にも創る事のできない腕時計ができる筈である。」とTRUME等のブランドを紹介した。
渋谷区の長谷部健(壬子)区長はハチ公前や公園通りの「蒼の洞窟」のイルミを紹介し、表参道が中心である点を伝えた。同区のビジョン「ちがいをちからに変える街」を挙げ、ダイバシティ等を推している旨を話した。「皆様、忘れているかも知れませんが、(表参道は)明治神宮の参道なんです。和の文化がたっぷり詰まった参道に、西洋のものを含めて色んなものが混じり合って、正に違いを力に変えて世界に誇れる道になっていると思います。」と述べた。
ゲストの女優・吉瀬美智子(乙卯)は表参道が福岡から上京するきっかけの街であった。「表参道がなかったら私自身、ここにこうしてこういう仕事をしてなかったんじゃないかな。なければならなかった街。」と思い入れ深い。今回のイベントへの縁も感慨深そうであった。
尚、十二月一日から三十年一月八日までの期間に明治通り沿いに「エプソン ウォッチブランド ポップアップストア」を出店する。
記事:荒田雅×撮影:金剛正臣