そのままうごめく

そのままうごめく｜あをば荘｜野本直輝

http://awobasoh.com/archives/738

おそらくこの展示を見れるのは「会期中の金土日祝にあをば荘に行ける人」だ。

理由は言うまでもないけど、金土日祝のみがオープンだから。

じゃあ会期中の金土日祝にあをば荘に行けない、「それ以外の人」はどうなるのだろうか。この展示にとっての「それ以外の人」は僕自身にとっても「それ以外の人」になっていくのだろうか。

展示という態度が鑑賞者にとっての選択の幅を限定してしまうことはこれまでの経験から何度も感じてきた障害であり、僕自身が見る側になったときにもその障害は常に立ち現れた。僕は展示や作品を、その中身や周辺にある問題を他者である鑑賞者と共有できるかどうかを試行する場として機能させる、その装置として扱ってきた気がする。そこにある作品はもちろん重要な存在だろうけど、「そこ」ってどこのことだろう、とふと思った。そしてそれはよくよく考えたら、いくらでもあるし、それぞれの物語が現実に存在する「そこ」で起こる本当の出来事だ。それらの物語や出来事、あるいは作品を、他者と共有するための場を作ることが今の僕のやってみたいことだ。その場として、「それ以外の人」も参加できるような場所を用意しようと思う。

野本直輝

野本直輝個展「そのままうごめく」

会期：7/18（金）- 8/17（日）12:00 – 19:00 open ＊会期中の金土日祝オープン

会場：あをば荘（〒131-0044 東京都墨田区文花1-12-12）

協力：float（http://f-l-o-a-t.info/）

企画：佐藤史治

▼お品書き

※それぞれのメニューをお楽しみいただける曜日や時間が異なりますのでご注意下さい。

金～日と祝日、12:00～19:00

・シェフの気まぐれ、初摘みあをば荘 ～あをば荘での展示を見る～

金～日、19:00以降　月～木、24時間

・本日のうごめき ～テレフォンランチ～

090-9856-2212（野本の携帯）へ電話をかけ、

A 電話を使って野本作品に参加する

B お互いにその日のことを振り返る

C 会期中に行われるイベントについて2人でアイデアを出す

※A～Cの中からどれか一つをお選び下さい。

・またぎの宿 のもと

～〒232-0063 神奈川県横浜市南区中里 3-2-11 エグゼ90 201 （京急線 弘明寺駅より徒歩10分）に泊まり、野本と喋る～

7月31日～8月1日、24時間

・月をまたいで召し上がれ

～月またぎのなかで放送される料理番組（7月31日～8月1日）を見るか、料理を食べる～

※月またぎUstreamチャンネル→ www.ustream.tv/channel/月またぎ

毎日、24時間

・シェフのうごめき ～SNSとか～

facebook：https://www.facebook.com/naoki.nomoto.98

twitter：https://twitter.com/nomotonaoki

▼関連イベント

・ギャラリートーク＆オープニング

日時：7/19（土） 18:00 – 22:00 ＊¥500からのカンパ制

会場：あをば荘

・one day event「先生になってみる」

日時：8/10（日）12:00 – 19:00 ＊入場無料

会場：あをば荘

僕の先生は僕の目のことなら何でも知っています。どんなことにも答えてくれます。その答えはきっと先生の中のものすごい経験と僕に対する様々な個人的なデータによって導き出されている。そうだよね？教えて先生！

▼プロフィール

野本直輝　Naoki Nomoto

1990年 埼玉県行田市生まれ

2012年 玉川大学芸術学部ビジュアルアーツ学科 卒業

2014年 東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程 修了

近年は、自らの鳥目による経験を基にした思いつきによる遊びのような確認作業を、他者との間で繰り返し行なったり、その経験を鑑賞者と共有するための装置として機能させるような場を作ることに興味がある。

▼お問い合わせ

あをば荘　http://awobasoh.com/

〒131-0044 東京都墨田区文花1-12-12

押上駅から（京成電鉄・都営浅草線・東京メトロ半蔵門線・東武スカイツリーライン）徒歩１４分

小村井駅から（東武鉄道亀戸線）徒歩９分

E-mail.: info(@)awobasoh.com ＊(@)を@に変更して下さい。

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