私立高校の選考基準を満たしている場合と公立高校が定員割れしている場合って絶対に受かるんですか?への回答
「これって絶対受かるんですか?」
生徒や保護者様からこの時期によく出てくる質問の一つです。
神奈川県の私立高校入試は内申重視で選考を行う高校が多く、毎年今より少し前の時期に選考基準が公表されます。私立の選考基準は、カナガクさんをはじめとしたネットでもわかります。ただ細かい選考基準(特にギリギリの場合)については、学校や高校や塾で話を聞いてみましょうね。
公立高校の定員割れとは、公立高校入試において、各公立高校が出す募集定員に受検者数が届かなかった場合です。
どちらの場合も、「絶対合格できるのかどうか」はっきりと答えておきましょう。
絶対合格できます。
ただ、ここで最も伝えておきたい重要なことは、だから勉強しなくてもいいなんて選択肢は絶対にないということです。
子どもたちのゴールは、高校合格ではありません。高校に行っても勉強は続きますし、ましてや義務教育ではない高校では、勉強に遅れがあれば部活やプライベートにも大きな影響を受けます。
また、大学への推薦進学を検討する場合、使用する評定は高校1年生から高校3年生の夏までのものです。未来を見据えれば、この周りが頑張る時期に、周りと一緒になって3年間の復習や難問にチャレンジをすることは、生徒自身にとって、決して無駄にはならない時間のはずです。余裕があれば、高校の勉強の予習をしてもいいでしょう。
それでも、勉強に苦手意識や嫌いという感情が入ってしまっている子は、「合格したから勉強しなくていい」と勝手に解釈してしまいがちです。
そんな時は周りの大人が、「じゃあ次の目標は高校で◯◯だね。でもこれで焦らず自分のペースで学習できるね」と、次の目標地点について一緒に考えてあげて、その歩みを後押ししてあげましょう。
別に塾へ行けというわけではありません。必死になれというわけでもありません。ただ多くの生徒たちにとって初めての進路選択・受験(受検)となるこのタイミングを、将来の自分にとっての糧になるような素敵な経験にさせてあげましょうということです。
勉強はもちろん中身も大事ですが、そこへの姿勢やその過程で頑張ることもとっても大事で、それこそが、将来への確かな財産になります。人生に幾度とない「受験生の冬」を、どうか有効活用しましょうね。
今まで頑張ってきた内申という点数を使って高校に合格する、なかなか予想できるものじゃないけど定員割れしそうな学校を選んで高校に合格する、これどちらも大いにけっこう。
ただし、だからこそ有意義な冬にしよう。
あなたの人生は続いていくのだから。
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人生は困難が多ければ多いほど輝いていく。