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レイフロ@台本師&声劇民☮

Piece of Memory〜Boys'Ver.〜(2人台本)

2022.03.30 00:38

【声劇台本】

【男2:女0  or  不問2

シリアス/微BL要素あり】

【所要時間目安:20〜25分】


●台本をご使用の際は、利用規約をご一読下さい。

●上記イメージ画像は、ツイキャスで生声劇する際のキャス画にお使い頂いても構いません。(配役等の文字入れ可)

※こちらの台本は、『Piece of Memory』の男性バージョンになります。多少BLっぽい雰囲気がありますので、ご理解の上でご使用下さい。


※女性が青年(少年)ボイスで演じることも可ですが、最後まで男の子キャラを通せる方のみご使用下さい。




【人物紹介】


光星(こうせい)♂:

明るい性格。就職のためド田舎から都会へ出てきて1年目。



智晶(ともあき)♂:

光星の幼なじみ。責任感が強く、行動的。




↓生声劇張り付け用

――――――――

Piece of Memory~boys’Ver.~

作:レイフロ

光星♂:

智晶♂:

――――――――



※本文中、SEの指示がありますが、入れられる方だけで結構です。






以下、台本です。























光星N:

俺はその日…道端で 『幼なじみ』 を拾った。








(間)







光星:

あー疲れた。これは帰ったらすぐ寝ちゃうやつだなぁ…ふあぁ(あくび)

ん?アパートの前に誰かいる?

は?人が倒れてるっ!?ちょっ嘘だろ?!大丈夫ですか?!


智晶:

んん…


光星:

なんだ、酔っ払いか?びっくりさせやがって…。

なぁ、あんた!こんなとこで寝てたら風邪ひくぞー?


智晶:

んん…

あっ!!見つけた…!光星(こうせい)っ…!!


光星:

は?どうして俺の名前…?


智晶:

何言ってんだ!!まさか…俺がわからないのか?


光星:

あんた誰?なんで俺の名前知ってんの?

あっ、もしかして同じアパートの人だったりする?


智晶:

本当に…わからないのか?


光星:

あー…俺、ちょっと近所付き合いが苦手っつーか…

もしお隣さんとかだったらほんとすんません…



智晶N:

俺は、光星(こうせい)の「失われた大切な記憶」を思い出させるためにココまで来た。

まずはその失われた記憶が何なのか探らなくてはならなかったが、

俺のことを忘れているということはまさか…。

光星にとっての「大切な記憶」は、「俺」なのだろうか…?



光星:

ほんとに大丈夫か?顔色悪いみたいだけど…



智晶N:

いきなり俺のことを思い出せと言っても、きっと困惑するだけだろう。

ここは、ひと芝居うつしかなさそうだ。



智晶:

ケンカして家を飛び出したのは悪かったよ。

でも同居人に向かって「あんた誰」は酷いんじゃねーのか?


光星:

は?同居人?誰の?


智晶:

お前のに決まってるだろ?


光星:

はぁー??!?



光星N:

男は、なんとか立ち上がったもののひどくフラついていた。

家はどこか尋ねても、俺とルームシェアをしていると言い張る始末。

どうしようかと考えあぐねていると、男はおもむろにジーンズのポケットに入っていたキーケースを取り出し、鍵を取り出した。



光星:

それ?!俺の家の鍵?!


智晶:

当然だろ。一緒に住んでるんだから。

これでもまだしらばっくれるつもりか?


光星:

しらばっくれるも何も、俺が男とルームシェアしてるなんて信じられるかっ!


智晶:(あしらう感じ)

はいはい。



光星N:

男との会話は全く埒が明かず、これ以上夜中に外で言い合いをするのもまずい。

部屋の鍵を持っていることも詳しく聞かなければならないし、

しょうがなく俺たちは一緒に家に入ることにした。

男は「智晶(ともあき)」という名で、歳は俺の二つ上。

しかも俺とは地元が一緒で「幼なじみ」だと言う。

俺はそれを聞いてもやはり、この男に心当たりはなかった。



智晶:

本当にわからないのか?試しに俺の名前呼んでみろよ。


光星:

智晶(ともあき)、さん…?


智晶:

智晶さん…か。



光星N:

口に出してみてもピンと来なかった。

まさか、幼なじみで同居人の顔を忘れるなんてことがあるだろうか?

俺は一人暮らしのはずだ、社会人になってから今までずっと。



智晶:

光星(こうせい)?大丈夫か?


光星:

なんか頭痛い…


智晶:

仕事で疲れてるんじゃないか?


光星:

なぁ、ルームシェアしているって言うならあんたの部屋はどこなんだよ?

もうひと部屋あるけど、あそこは物置きにしてるはずだ!


智晶:

そこが俺の部屋だよ。


光星:

嘘つくなって!


智晶:

ほら、見てみろよ。



光星N:

物置きにしていたはずの部屋のドアを開けると、

そこには布団や机があり、明らかに誰かが使っている気配があった。



光星:

そんな…。あんたと俺、本当に一緒に住んでんのか?


智晶:

だからそうだと言ってるだろ?しっかりしてくれよ。


光星:

しっかりしろって言われても…。

なんか夢でも見てるみたいだ…


智晶:(ボソッと)

夢、か…


光星:

智晶(ともあき)さん?


智晶:

…その他人行儀な呼び方はやめてくれないか。


光星:

だって俺、本当にあんたのこと知らないんだって!


智晶:(少し苛立って)

呼び捨てでいいから「さん」付けはやめてくれ。


光星:

う、うん、わかった…

智晶(ともあき)…ごめん。


智晶:

いや…俺の方こそごめん。とにかく今夜はゆっくり寝てくれ。

明日になれば何か思い出してるかもしれないし。


光星:

そうだな…



光星N:

本当に頭がどうかしてしまったのだろうか?

智晶(ともあき)が家の鍵を持っていたことは事実だし、

俺を心配そうに覗き込む顔は嘘をついているようには見えない。

でも、急に記憶が抜け落ちるなんてこと、あるのだろうか…?



智晶:

光星(こうせい)?


光星:

あれ?そういえば俺、昨日なに食べたっけ?仕事も行ったか…?


智晶:

お前はいつも自炊してるし、仕事だって休まず行ってるよ。


光星:

おかしいって!昨日以前のことがぼんやりしてて全然思い出せない…

あんたやっぱり俺に何かしたんじゃないのか?!


智晶:

落ち着けよ、何かってなんだ。

忘れられて動揺してるのはむしろこっちの方なんだぞ?


光星:

それも、そうか…。やっぱり俺疲れてるのかな…。


智晶:

多分そうだ。ゆっくり寝てくれ。

何かあったら夜中でも声かけてくれていいから。


光星:

…うん。



智晶N:

混乱しながらも光星(こうせい)はおとなしく自室に入っていった。

光星に会えたことは良かったが、俺には時間があまりない。

どうにかして記憶を取り戻してもらわなければ、光星だけじゃない、俺も危ないんだ…。






(間)






[朝]




智晶:(電話)

えぇ…はい…。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします…では失礼します。


光星:

あっ!起きてスマホがねぇと思ったら!

俺のスマホで何してんだよ!


智晶:

今日お前は休みだ。謎の高熱が出たって言っておいたよ。


光星:

は?!熱なんて出てねぇし!


智晶:

どれどれ?(額に手を当てる)


光星:

触んなっ!

(手を払いのける←手とか叩いて音出して下さい)


智晶:

…熱がなくてもお前は調子が悪い。そうだろ?


光星:

別に悪くなんか…


智晶:

じゃあ俺のこと思い出したんだな?


光星:

う゛…っそれは…


智晶:

そら見ろ。それに有給休暇もずっと使ってなかったんだからいい機会じゃないか。


光星:

だからってそんな勝手に!


智晶:

そのことはすまん。でも俺はどうしても2日以内にお前の記憶を…


光星:

2日以内に、なんだって?


智晶:

いや。こっちの話だ。

…それより、早く出かける準備をしてくれ。


光星:

出かけるってどこに?


智晶:

そりゃあ俺たちが行くって言ったら、カラオケだろ?





光星N:

カラオケは、正直とても楽しかった。

智晶(ともあき)の歌う歌は耳に心地よく、どの曲も聞き覚えがあるような気がした。

智晶が倒れているところを見つけた時は、

ただの酔っ払いか、新手の詐欺かと疑いもしたけど、

気の知れた仲でもない限り、こんなに楽しい気持ちにはならないような気がした。




光星:

なぁ智晶(ともあき)!次はこの曲一緒に歌おうぜ?


智晶:

…っその曲!俺たちがいつも歌ってる曲だって思い出したのか?!


光星:

え、そうなのか?ごめん、わかんねぇ…

なんとなく一緒に歌えるような気がしたんだけど、なんでだろ?



智晶N:

まだはっきりとは思い出せないようだが、

光星(こうせい)の中で俺の存在が全く消えているわけではなさそうだ。

早く思い出してもらいたいが、下手に二人の思い出をまくし立てて怖がられては困るし、

混乱して拒絶されてはもっと困る。

時間はないが、楽しそうにしている光星を見ていると、もうそれだけでいいような気もした。






(間)






光星:

はぁ~楽しかった~


智晶:

そこのカフェで休憩していくか。


光星:

賛成~!


智晶:(店員に向かって)

アイスコーヒー1つ下さい。

ガムシロなし、ミルクは3つで。


光星:

はは、なんだよその飲み方!

カフェオレじゃダメなわけ?


智晶:

カフェオレとはまた違う味なんだよ。


光星:

変なの!


智晶:

いいだろ?別に。


光星:

店員さんすみません!俺にも同じのを1つ。


智晶:

変だって言ったくせに。


光星:

俺、あんたのこと思い出したい。

同じの飲んでみれば何か思い出すかもしんないだろ?



智晶N:

楽しそうな光星(こうせい)を見ていると、

この調子なら自然に俺のことを思い出してくれるかもしれないと思った。

そんな淡い希望を持った瞬間、頭にズキリと鋭い痛みが走った。



智晶:

ぐっ…


光星:

智晶(ともあき)?どした?


智晶:

いや…大丈夫だ。


光星:

ほんとか?なんか顔色悪いぞ?


智晶:

今日はもうそろそろ帰ろう。


光星:

う、うん、わかった…。




智晶N:

ノイズが始まった。頭の中でテレビの砂嵐のような雑音が聞こえ始めている。

医者は「この世界の時間」で、2~3日は大丈夫だろうと言っていたが、

ここに来てからまだ1日。思ったよりも残された時間は少ないのかもしれない。






(間)






光星:

ただいまーっと。頭痛薬あるけど飲む?


智晶:

いや、いらない。それより、今日1日楽しかったか?


光星:

うん、久しぶりにカラオケで歌ったし、すげー楽しかった!


智晶:

ならよかった。楽しそうなお前の顔がまた見られて、

それだけでも俺は「ココ」に来た甲斐があったよ。


光星:

はは、急になんだよ?


智晶:

医者には、ノイズが酷くなって何も聞こえなくなったらタイムリミットだって言われたんだ。


光星:

えー?漫画かなんかの話か~?


智晶:

そうだったらどれだけよかったか…。

俺はもう少しで、死ぬほど辛い現実に戻らなきゃいけないんだ。


光星:

智晶(ともあき)…?


智晶:

一か八かの賭けだったし、駄目なら駄目で現実に戻ればいいと思ってた。

でも、いつも通りのお前に会っちまったらもう無理だ…。

現実に戻ったって、ガキの頃からずっと一緒にいたお前は…!


光星:

ちょっと落ち着けよ!まじで何の話だ?!


智晶:

ごめん、突然わけわかんないよな…?

でも俺は決めたよ。もう現実には戻らない。

助けてやれなくてごめんな…許してくれ…


光星:

一人で納得してんじゃねぇよ!

俺にもわかるように言えって!


智晶:

……。


光星:

俺の記憶からあんたが消えてることと、何か関係あんだな?


智晶:

…ああ。


光星:

正直、何が何なのか俺には全然わかんねぇけど、

俺が記憶をなくしたせいでこんなことになってるんだとしたら、智晶(ともあき)のせいじゃない。


智晶:

光星(こうせい)…


光星:

でも「現実に戻る」ってどういう意味なんだ?

まさか、『ここは夢の中でした~』とか言い出さねぇよな?


智晶:

少し違う…。ここはお前の頭の中なんだ。


光星:

は?!頭の中?


智晶:

『記憶治療』って、聞いたことあるか?


光星:

言葉だけならこの前ニュースでチラッと。

身体的には何も問題もないのに意識だけが戻らない人に行う治療だろ?

意識が戻らない原因を探るために、患者と脳を繋ぐとかなんとかって、

倫理上の問題でものすごい批判が起こってて…。

って、まさか…!


智晶:

現実のお前は今、意識不明なんだ…。

事故にあって頭を強く打ってさ、手術は成功したんだけど、

重要な脳の記憶領域をやられて、記憶が抜け落ちたらしくて…。

それを受け止めきれなかったお前の脳が、目覚めるのを拒否してる。


光星:

その無くなった記憶を思い出せれば、

俺は現実で目を覚ませるのか?


智晶:

そう単純なことでもない。記憶は完全に壊れてて、もう二度と思い出せないかもしれないし、

仮に思い出せても目覚めるかどうかは五分五分だそうだ。

でも俺は目覚める可能性を信じて記憶治療を申し出た。

今お前の脳と俺の意識は繋がっている状態なんだ。


光星:

信じらんねぇ…。でもそれってものすごく危険なんじゃねぇのか?!

意識を繋げた状態で、もしその夢の中で死ぬようなことがあったら、

現実の方でも無事ではいられないって聞いたことあんぞ?!


智晶:

ああ、ここで俺が死ぬようなことがあれば、現実の俺も脳死状態になる可能性はある。

それに、長々と他人の脳に意識を移し続けるのも危ないと言われた。

でも、何もしなければお前はこのまま衰弱して死んじまう…!

そんなの黙ってみてられるわけないだろ!


光星:

智晶(ともあき)、今すぐ現実に戻れ!

そうすればまだ助かる!


智晶:

嫌だ。


光星:

ここで俺の夢に捉われてたら、あんたの意識だって身体に戻れなくなって…

それでっ…!


智晶:

そんなこと気にしなくていい。


光星:

よくない!そんなの気にするに決まってんだろ?!


智晶:

いいんだ…。こんな形とはいえ、少しの時間でもこうやって元気なお前と会えて、

声が聞けて、俺はもう満足なんだ…。


光星:

そんな危険なことまでして助けに来るって…

俺って…あんたの何なんだよ?


智晶:

俺のたった一人の幼なじみなんだ、大事なヤツに決まってるだろ?


光星:

いくら幼なじみっつったって、普通ここまでするか?!

恋人でもあるまいし!


智晶:

……。


光星:

ん?え…?まさか俺たちって…

ただの幼なじみじゃない可能性、ある…?


智晶:

は?!いや、俺たちはただの幼なじみだ!

でもその、俺にとってはたった一人の幼なじみであって!

ガキの頃からずっと一緒だったわけだし…

そうだ、弟!お前は弟みたいな存在で!


光星:

そんな必死に説明し始めるところが余計怪しいんだけど?!?


智晶:

何がだよ!俺たちはほら、気が合うというか…

あ、相性がいいと言うか?!!(焦)


光星:

相性がいい?!なななな何の?!!!


智晶:

何のって何だ!一体何を想像してるんだ!!

ルームシェアしてるのだって、お前が『都会は恐いから慣れるまで一緒に住まわせてくれ』って言うから、

先に地元を出てった俺が仕方なくルームシェアをだなぁ!

いや、仕方ないこともなくもなくなくないけれども…?!(焦)


光星:

なんか怪しい!!やっぱり俺たち、なんか特別な関係なわけ?!

なぁ、そうならハッキリ言えって!?怒んねぇから!


智晶:

落ち着け!早まるな!そんな関係じゃない!

大切といえばその、特別な存在ではあるけども!


光星:

ととと特別?!?!

こんな命かけてまで助けに来てくれるくらい?!?!


智晶:

いやいやいや変な誤解しないでくれ!!!

あーーっっ!なんて言えばいいんだぁぁぁ(混乱)






光星:

ぷっ…あははは


智晶:

笑いごとじゃないっつーの!


光星:

ごめんごめん、慌てる智兄(ともにい)があんまりおかしくてさ!あははは


智晶:

またお前はそうやってからかって…

…ん?今、「智兄(ともにい)」って…


光星:

え?


智晶:

え?!


光星:

俺いま、智晶(ともあき)のこと「智兄(ともにい)」って言った?


智晶:

言った…


光星:

言った、よな?


智晶:

あぁ、確かに言った…!!


光星:

俺…思い出した…!

思い出したよっ!智兄(ともにい)!











(間)










(SE:心電図の音(ピッピッピッ…))









智晶:

光星(こうせい)…光星っ!

頼む、目を開けてくれ!!




光星:

…ん、…んン…。


…智兄(ともにい)…おはよ…!








End























































































































































































































































































































































































































『Piece of Memory』の男1:女1版はこちら!↓