『溺愛⑤』(続•臣隆妄想劇場62)ショートバージョン
2017.11.14 17:10
2時間経ってテーブルの上には、カニの残骸が山盛りになっている。
隆二「今日はさ…臣、全然酔ってないよね?」
隆二はあまり呂律が回っていない。
目はトロンとして虚ろで、赤い顔をしている。
臣「お前はどうなの?」
隆二「今ねぇ…ぐるぐるキテる…」
臣「酒強いのに…そんなに飲んだっけ?」
隆二「そんなに飲んだかな?わかんねー」
臣がチラッと視線を送った先に、空の一升瓶が2本転がっている。
隆二「テンポよく注いで下さって…どーもサンキュ…」
変な日本語で隆二がペコリと頭を下げる。
臣(計画通りに酔っぱらってる)
臣「熱いうちにどーぞ」
隆二のコップに酒を注ぐ。
隆二「あ!こりゃどーも…気が利くね!兄ちゃん…」
臣(面白れー…こいつ)
隆二「でもねー…片付けがあるから、あんまり酔わせないでねーっ」
臣「明日の朝すればいいよ」
隆二「だめだよ、臣ちゃん…ひっく…部屋がカニ臭くなるからダメーッ」
臣「覚めちゃうだろ?一気にどーぞ」
臣は酒をすすめる。
隆二「あ…こいつは失礼っ」
臣(どこのサラリーマンやねん…)
グビグビと一気に飲み干す隆二。
隆二「ふぃーっ…今日は地球が回ってんじゃなくて…俺が回ってら…へへ」
臣(ヤバい…見てるだけでツボる)
笑いをこらえる臣。
臣(寝てしまう前に聞いてみよ)
臣は隆二の右手を自分の肩に掛け、ひょいっと持ち上げる。
隆二「へっ!?…ひゃーっ!お姫様抱っこされてら…」
臣は何も言わず、そのままリビングに移動し、カーペットの上に座った。
隆二「どしたの?なにごっこ?」
臣は足を投げ出して「よいしょ…」と言って太腿の上に向かい合わせに隆二を座らせた。
隆二「スゲ…ラブラブ座り…ひっく…」
続く