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マヤ

『温泉旅行・完結』(続・臣隆妄想劇場48)ショートバージョン

2017.11.14 15:29


翌日の朝、早く起きて朝風呂に入る用意をしながらベッドの方を見ると、



臣が布団に包まり眠そうに半分だけ目を開けて手招きしている。




隆二「ん?どうした?おはようのチュー?」




臣「違う…俺、替えの靴下忘れた…隆二買ってきて」




隆二「どうりで荷物少ないハズだよ。売店行ってくるね」




臣「ん…」




臣はまたごそごそと布団に潜った。






1階の売店をうろうろしていると「隆二⁉︎」と聞き覚えのある声で名前を呼ばれた。




振り返ると、釣りに行く格好をした健二郎が立っている。




隆二「健ちゃん⁉︎」




健二郎「え?なに?隆二旅行か?」




隆二「うん!健ちゃんは…って聞かなくてもわかるね」




健二郎「えっ?ここ泊まってたんや」




隆二「そうだよ」




健二郎「…ってことは、臣ちゃんも一緒か?」




隆二「うん、まだベッドでゴロゴロしてる」




何気に見た隆二の鎖骨辺りに、大きなキスマークがあった。




健二郎「そ…そっか」




隆二「ん?赤い顔して…どしたの?」




健二郎「い…いや、野暮なこと聞いた俺が悪かった…」




隆二は「なんだよ…」と言ってすぐにハッとして鎖骨を触る。




昨夜の臣との濃厚なシーンが蘇る。




真っ赤な顔をして下を向いた隆二を見て、




「ほな!俺行くわ‼︎今から海釣りや!」




健二郎は明るく笑って歩き出した。




ロビーの方に釣り仲間の姿も見える。




隆二「き…気をつけてね、健ちゃん…またね!」




健二郎「おうっ!臣ちゃんによろしくな!」




隆二(キ…キスマーク見られたよね…恥ずかし…)




(一緒の宿だったんだ、健ちゃん…)




(あ…そうだ!臣の靴下…)






玄関に向かいながら健二郎は考えていた。




(メンバーの公認やし、二人のことは誰よりも十分に理解してるけど、今日みたいに私生活を実際目の当たりにすると、こっ恥ずかしくってしゃーないな…)




(俺もまだまだ頭固いんかな?)




振り返って売店の方を見ると、隆二がニコニコしながら商品を見ている。




健二郎(隆二…幸せそうで良かった)




温かい気持ちになる健二郎だった。








一泊という短い時間ではあったが、二人には忘れられない旅行になった。




また明日から多忙な毎日が始まる。




最高の相方であり、人生のパートナーでもあるかけがえのない存在。




臣と隆二はお互いの手をしっかり握りしめ、東京へと帰っていった。