渋野日向子選手が「ハナコ」と呼ばれていたのはとある英語の法則があるから
おはようございます、Jayです。
「マイケル」や「ジェニファー」など実際の英語発音とちょっと違う名前のカタカナ表記ってあります。
これは“英語⇒日本語”に限った事だけでなく“日本語⇒英語”もよくあります。
その一つがプロゴルファーの渋野日向子選手の名前。
渋野選手の下の名前の「日向子」(ヒナコ)を現地の人が「ハナコ」と呼んでいる事を“珍ハプニング”とテレビで紹介されていました。
確かに日本語読みからしたら間違いですが、ある英語の法則によってどうしても「ハナコ」と言ってしまいます。
英単語の読み方に苦労された経験がみなさま一度はあるのではないでしょうか?
日本語は表記通りに読めばいいのでとてもわかりやすいですが、英語は必ずしも表記通りに読むとは限りません。
1つの単語に母音が2つ以上あると、いわゆるアクセントと呼ばれる母音の強弱(が出てきます。
強い母音(強調する箇所)の発音は表記通りですが、そうでない母音が「ア」の音に変化するのがよくあります。(特に強調する母音の直前の母音)
例えば“player”は“e”だけど「ヤー」と母音が「ア」になっています。
理由としては“全て母音通りに発音するよりも発音しやすいから”(口が疲れにくくて楽)です。
渋野日向子選手の名前に戻りますが、「ヒナコ」と母音3つあって英語は真ん中の「ナ」を強調して読みます。(読み方が分からない3つの母音がある名前はだいたい最初か真ん中にアクセントがると予測する)
そしてこの強調する「ナ」の前にある「ヒ」は「ア」の母音となって「ハ」と読まれてしまったわけです。
テレビでは取り上げていませんでしたが、実は名字の「渋野」(Shibuno)でも同じ事が起きていました。
こちらも母音が3つで真ん中を強調するので「シ」の母音が「ア」に変わって「シャ」となっていましたよ。
さすがに「シャ+ブノ」はテレビ的にマズイからスルーしたんですかね?(;^_^A
実は英語の名前でも同じ事が起きます。
例えば「ジェニファー」(Jennifer)。
こちらは母音が3ですが強調する箇所は真ん中ではなく最初の「ジェ」です。
ですので次の「ニ」を母音を文字通り発音する人もいますが、「ナ」にして「ジェナファー」と発音する人が多くいます。
そして最後の「ファー」を見てください。
英語表記は“fer”と“e”なのに発音(&日本語表記)は「ファー」と母音の「ア」の音ですね?
この法則が働いているからです。
ですので渋野選手や名前の読み方が日本語読みと違う呼ばれ方をされた方、どうかご容赦ください。
それでもちゃんと日本語読みのように呼んでもらいたい方は、それは至極当然の事なので、ちゃんとした呼び方を相手に教えてあげてください。
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