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クロネコのクロとボク

クロネコのクロとまぐお1201

2017.11.30 22:10

 クロネコのクロにとっては初めての本物のマグロだ。よっぽど美味しいのかカニカマの時のようにウーニャ、ウーニャ唸りながら食べ始めた。


「ウーニャ、ウーニャ」


 それが段々、うまうまって聞こえてくる。マグロをほおばりながら横目でこっちを見ているようにも見える。これうめえなあ、これうめえなあ、すげえすげえ、まぐおうめえ、まぐおすげえ。


   ネコの表情が分からなくても、なんか夢中ということは伝わってくる。ボクも夢中で観察する。


「脂がのっていて、なんてうめえんだ。これが本物のまぐおか。うまうま」


「ねえ、美味しいでしょ。」


「キャットフードのまぐおと全然違うじゃねえか。カニカマとも違うこの旨味」


「大間って言ってとても有名な所のマグロ」

「こ、これが大間のまぐおか?」


 ボクは、はっとした。クロネコのクロを見る。クロネコのクロも何かに気づき、口に咥えたマグロを皿に落とした。「は!」とした顔で口を開けたままボクを見る。


「え?」

「ニャン?」