rms beauty でメイクをするということ
数日前のことになりますが、渋谷ヒカリエの『コスメキッチン』で行われた、
「rms beauty」(アールエムエス ビューティー)の
タッチアップイベントに参加してきました。
「rms beauty」は私が愛用しているNY発オーガニック原料を使用したカラーコスメブランドです。
私が「rms beauty」のイベントに参加するのは、今回が2度目になります。
前回はrmsが日本に上陸してから間もない今年の春のことです。
「rms beauty」の創設者であるローズ・マリースウィフトさんが来日された際に、
「コスメキッチン」主催で行われたイベントで、
内容は、彼女のトークショーでお話をきき、モデルさんにメイクしながらrmsのメイクのコツ、テクニックを教えていただけるというものでした。
今回は、そのローズ・マリーさんに直接メイクをしていただけるマンツーマンのタッチアップイベントです。運良く予約をとることができました。
そこでrmsのメイクについて、更に詳しいお話を伺いましたので、ご紹介させていただきます。
①「rms beauty」とは?
20年に渡りNYを拠点に活躍するメイクアップアーティスト、ローズ・マリースウィフトさんが作られたカラーコスメティックスです。
良質な「ココナッツオイル」を主な原料に使っています。
rms buautyの製品は、ナチュラルな素材というだけなく、製造の過程で「非加熱処理」にこだわり、ココナッツが持つ本来の力を損なうことなく作られています。
②ココナッツオイルを使う意味
ココナッツオイルには「ラウリン酸」という母乳と同じ成分が含まれています。
「ラウリン酸」は母乳を飲むことで赤ちゃんの免疫力を高めていますが、それに加え
強い抗菌作用があります。
rmsは非加熱で無精製のココナッツを原料にすることで、それらのココナッツが持つ力を
最大限に引き出しています。
容器に指をつけてメイクをしても、本体は殺菌作用で守られています。
また、高い保湿力によりお肌を乾燥から守ることができます。
ココナッツオイルは最近 食用としてブームになりましたが、rmsはそれをコスメにすることで、メイクしながらスキンケアを実感できる商品になっているのです。
③「less is more」
使うものは少なければ少ないほどいい
ローズ・マリーさんのメイク哲学とでもいいましょうか。
「肌本来の美しさを引き出すシンプルなスキンケア&メイクをすること。
そのためには、体も内側からきれいにすることが大切。」
これは、前回のトークショーで私がきいた話です。
私は、この春のイベントの少し前から rmsを使い始めていましたが、この言葉で自分の「オーガニックやスキンケアに対する考え方」とrmsの理念は非常に近いと感じました。
人それぞれ、肌質や生活環境によって、メイクやスキンケアに対して「できること」も「求めること」も違ってきます。
ローズ・マリーさんは
「安いオーガニックは使わないで。良質のオーガニックコスメを選ぶことが大切」
ともおっしゃっていましたが、
この言葉は言い換えると、「お金をかけろ」という意味ではなく、
「真剣に選びましょう」という捉え方でいいんだと思います。
「内側から綺麗になる」ことの意味も、「高い有機野菜を無理して買う」よりも大事なことは、「まずはなるべく毎日きちんと食べましょう」でいいと思うんです。
私は「無理のない範囲で、丁寧に過ごすことが大切」という受け止め方をしています。
ローズ・マリーさんは、「良いオーガニックのクレンジング」に出会えなかった時は、オーガニックの「オリーブオイル」でメイクを落としていたそうです。
まずは、自分の肌を知り、できる範囲で無理なく、なるべく良いもの(合ったもの)を使うようにする。
そんなことが、長い目で見ると 「自分を良い方向に持っていけること」なのかな と感じています。
④アイテムの説明
カラーアイテムは、全て写真のように同じパッケージに収められています。
いわゆるアイクリームやリップバームによくある大きさ、直径4センチほどの平たい容器です。
アイテムによっては、この大きさであのお値段!と思う方もいるでしょうね…。
これは、考え方です。
安全なもの、自分をよい方向に持って行けるもの、使い心地のいいもの、
これに多少のお金をかけるか否か。
すべては無理だから、使う面積の大きいファンデだけ使うとか、特に唇が敏感だからリップだけ使うとか、それでいいと思います。
良かったら少しずつ増やしていけばいいですね♡
特徴として、保湿力がかなり高めです。
ですから、冬場は最高ですが、季節によっては多少崩れやすいという話もききます。
私は夏場も崩れませんが、今回のタッチアップではじめて「アンパウダー」というrmsのフェイスパウダーを使ってみました。
そして「これは実によく考えられているお粉だなー!」と感心しました。
崩れやすさは、このパウダーを使いこなせれば、夏場でも全然大丈夫だと思います。
こちらは今、私も購入を検討しています。
アイテム説明に入りますね。
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「ルミナイザー」と「アイポリッシュ」
下の写真(右)が「ルミナイザー」。マルチハイライターです。
「最初に何を買うべきか」ときかれたら、私なら迷わずこちらをお勧めしたいと思う一押しのアイテムです。
何が素晴らしいのか。
これはrmsすべてのアイテムにいえることですが、艶感が素晴らしいのです。
ルミナイザーに関しては光沢です。
マルチとあるように、なんにでも混ぜて使うこともできますが、まずはポイント使いから試してください。
「横に広げてはダメ」とかつてローズ・マリーさんは言いました。
目の下の脇の方に少し、また鼻の高さの始まる目と目の間部分に、目頭の内側に、ポイントで広げずにのせます。
自分に一番効果的な場所にポイントで使ってみてください。
目じりの下であれば、高い保湿効果により乾燥予防にもなります。
アイポリッシュ
(左)[マグネティック]
アイクリームです。グレーでも紫でもない、マグネティック。
グレー、ネイビー、モノトーンコーデに合うので一番よく使っています。
rmsの特徴として、一度塗りくらいでは色はそれほど出ません。
だから、重ねたり広げたりすることで、いくらでも変化がつけられます。
実は私、アイメイクの際には、「ルミザイザ」(マルチハイライター)をベースに塗り、「アイポリッシュ」の[マグネティツク]をポイントカラーに使っています。
大抵の日は、アイメイクはこれだけです。
2色、しかも1つは色なしですが、艶が出ることでこれで充分なんです。
指を使いこなしてメイクするのがrmsです。
ブラシ類も発売されましたが、指が一番いいそうです。
今回も前回も、ローズ・マリーさんは、「アイメイクの際には、下には何もつけないで」と言いました。
「崩れるから」と。
下地もいりません。というか、下手に他社製品を塗ると色がのらなくなります。
rms同士を組み合わせて使ってみてください。
※私は今回「コスメキッチン限定色」の[ミス]と、[セデュース]をタッチアップしてもらいました。[ルーナ]をベースに使いました。
アンカバーアップ
(ファンデーション)[⑪番]
2種類あるファンデーションの明るい方です。
これを愛用してましたが、今回のタッチアップでは「あなたには必要ない」と言われました。
ファンデーションなしで大丈夫 ということらしいのです。
その代りに、私のタッチアップでは、アンカバーアップ(ファンデ)の代わりに、チークをのせた頬の上の方に
「ルミナイザー」(ハイライター)を大胆に広げました。
最後に「無色のアンパウダー(フェイスパウダー)[00] で光を調節」といった感じです。
(ルミナイザーを使う際は)「横にのばさないで」は一般的なアドバイスであり、時にはこのような使い方もアリということですね。
アンカバーアップ(ファンデ)は、とにかく保湿力が高く、
乾燥肌の私には本当に良いお品です。
そして何より、ストレスフリーです。
私の場合、「オーガニック」と言われているメーカーでも「肌疲れ」するものは結構あるので、
肌疲れしないこちらの製品には心から信頼をよせています。
使用感も文句なしです。
重ねればカバーもできます。
「アンカバーアップ」は、ナチュラルな肌に仕上げるなら、本当にお勧めのファンデーションです。
リップとチークについて
左と中央が「リップシャイン」。
グロスのような光沢があり、それでいて内側から発色しているような自然な色の付き方をしてくれるんです。
チークとしても使えます。
※今回のタッチアップでは、新色[モーメント](写真左)と[オネスト]、[セイクレッド]と
3パターンのメイクをしていただきました。
[セイクレッド]は一度塗りだとそれ程赤くならず、重ねることで濃く色が出るように作られています。
リップチーク(写真右)[スマイル]
オレンジ系のチークですが、こちらもリップとしても使えます。
油分も「リップシャイン」より少な目で、グロスのような艶はなく、幾分マットな色づきになります。
とはいっても、rmsは全体的に艶があり、発色がいいのが特徴です。
日本ではよく、チークを斜めに入れますが、ローズ・マリーさんはそれをやりません。
ポンポンと軽く押さえ、のせていきます。
そして、「位置は日本の方の感覚よりやや内側で、若干上気味に。」とおっしゃいました。
瞳の黒目の外側の下、とでも言ったらいいのですかね。
そこを中心にすることで、若く可愛く見えます。
アンパウダー[00番]クリア
00番はルースパウダーになります。
今回初めてタッチアップしてもらいましたが、rmsの艶を使いこなすにはこちらのサラサラお粉はあると確実に便利だと思いました。
ローズ・マリーさんは、これで押さえながらメイクします。
ある時は、色と色の間にパウダーを挟みながら。
ある時は、仕上げとして最後にマットにしたい箇所だけに部分使いします。
私は普段はMiMCの「ミネラルパウダーサンスクリーン」で仕上げてますが、
途中はやはりこちらの「アンパウダー」を使いたいと思いました。
瞼にも使えますので、アイポリッシュの後、こちらで艶を控えめにすることもできます。
※MiMC(エムアイエムシー)…日本のオーガニックコスメブランドです。rmsと共に最も信頼を寄せているブランドです。
*ビューティーオイル
新発売の、rmsのメイクの下地に使うオイルです。
スキンケアのオイルとしても使えます。
半年前のイベントでも、ローズ・マリーさんは、モデルさんのメイクの下地にこちらを使っていました。
私は今回が初めてでしたが、こちらも素晴らしいお品でした。
サラサラのオイル。
たっぷり塗っても重たくならずに浸透して、瞬時に最高のお肌にするといった感じです。
これだけオイルを塗ったのに、夜までサラサラで、まるで魔法のようでした。
これは本当に欲しい!でも高い!!笑
詳細は公式HPをご覧ください。
今月から新宿伊勢丹「ビューティーアポセカリー」でもお取り扱いが始まっています!
※rmsのアイテムにはspf(紫外線防御指数)が入っていないのですが、実はすべてのカラーにはココナッツが持つ自然の力である「spf10」程度の紫外線防御効果があるそうです。
先程も申し上げたように、私は最後にMiMCのミネラルサンスクリーンパウダーで仕上げています。
こちらのパウダーは[spf50] となっています。
※ご興味があれば、MiMCのミネラルサンスクリーンパウダーはこちらです。↓
秋冬は大きいサイズの限定品のみの販売になります。
携帯に便利なポンポンタイプ(6グラム)は、また来年春に販売になると思います。