北朝鮮の弾道ミサイル徹底分析 あと数回の実験で実戦配備か ロイターが報じた警鐘は日本人に響くのか?
ロイターが今日掲載した(12月1日)解説記事に、北朝鮮のミサイル開発の完成度は現時点でどこまで進んだのかを分析していた。
それによると、
・火星15は米本土に到達する推進力を備えている
・火星15はこれまでのミサイルよりも大型になっている
・火星15は重量が1000キロまでの物体を搭載できる
・火星15はエンジン2基を備えていると分析。
・ミサイルにはまだ液体燃料が使われている模様
・核弾頭を小型化する必要がないほど大きい可能性も
・新型ミサイルは中型サイズの核兵器を米国のどこにでも打ち込むことができると分析
・北朝鮮がミサイルの正確性と信頼性に高い水準を求めなければ、2、3回の追加実験で十分だという説も
・熱核爆弾で米国を攻撃できるのであれば、全ての都市や標的を狙う正確性はないとして、そう考えた場合、北朝鮮との戦争は割に合わないと考える可能性もある
・米当局者はミサイルは移動式ではなく固定式の発射台から打ち上げられたとの見方を示す
専門家の分析の記事は新聞でもよく見られるけれども、この記事はなかなかのクオリティーだと思う。
この手の記事でなにを感じるのかはは人それぞれだ。だけども、そろそろ私たち日本人は危機感を抱かないと本当にマズイことになる。
いざ戦争が始まったら。メディア、マスコミは間違いなくパニック報道。それにつられて国民もパニックに。
北朝鮮からの難民問題。対策を早急にしないと。受け入れるのか受け入れないのか。原発を狙うテロリストをどう見分ける?
そして一番肝心なミサイル防衛は?国民を巻き込んだ議論をしないと。確かに国民を守るのが国家政府の仕事。だったら全て任せっきりなのはいかがなものか。一人ひとりが自分ごとで考えないとね。
上記の分析の専門家一覧は以下の通り
・ワシントンのシンクタンク「38ノース」、マイケル・エルマン
・ミドルベリー国際大学院、ジェフリー・ルイス
・「憂慮する科学者同盟(UCS)」デービッド・ライト
引用:ロイター通信・https://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-southkorea-idJPKBN1DV3QC