ダーリンはイモの国の人
昨日は久し振りに手間暇かけてムサカを作った。
ムサカは東地中海料理の一つで、日本ではやはりギリシャのムサカが有名かも。
ナスとジャガイモ、ミートソース(今回はラム肉ミンチの代わりに牛肉)。
にベシャメルソースをかけてオーブンで焼く、ラザニアの野菜版と言った感じの料理だ。
ベシャメルソースが若干柔らかかったけれど、出来立てのアツアツを頬張ればナスはとろりとし、ポテトはホクホク、ミートソースやベシャメルにシナモンを心なしか多めに入れたので、ギリシャの味がする気がする・・・・
ホリアティキ(グリークサラダ)を添えて、ギリシャの赤ワインでグリークナイト@ホーム。
Benoitは基本的にオーブンでキツネ色に焼くグラチネ料理が大好き。家でもグローブをハメてオーブンからアツアツの皿を出す係を勝手出るほど。
で、彼が2月にコロナウイルスに感染して、熱でうなされていた時に、食欲がないと言うけれど、何か食べないとと思い、ホタテの貝柱を使って雑炊を作った。
これが作った自分もビックリするくらい美味しい雑炊だったのに、3口ぐらい食べただけだった。(この時は私はまだ感染前だったので、一人で雑炊完食)
翌日、何か食べたい物ある?と聞けば、沢山食べられないから簡単に摘まめるフィンガーフードがイイと言う。え~フィンガーフードってどんな?と聞き返せば、フリットみたいな~との返事。
え~熱出て、全身筋肉痛で辛い時にフライドポテトですか??????
体調が悪い時に油は控えた方がいいと思うから、アッシ パルマンティエも作ろうか?と提案すれば、うんうんソレがいい~と
アッシ パルマンティエは色々レシピが有る様だけど、基本はマッシュポテトと牛ひき肉で、上にチーズ乗っけて作るグラチネ料理で、どちらかと言うと日本でも昔懐かしいお肉屋さんのポテトコロッケの様な味。
私的に最高の雑炊はたったの3口だったのに、アッシ パルマンティエの食いつきの良い事!
毎週日曜日にはベルギーの実家に電話を入れるのが常のBenoit,その日は「今日○○がアッシ パルマンティエを作ってくれて、ノスタルジーな気分だった~」とママに電話報告するほど嬉しかったらしい。
ほとんど寝込む事がない我が夫を久しぶりに”イモの国から来た異国の人”だと認識した日だった。
体調悪いのにジャガイモが食べたいって何なんだろう~・・・・・・
今回ベルギーへの一時帰国時でもジャガイモが味を変え品を変え毎日の様に出てくると、
さすがに「え~~~又ポテト~~~~~」と口にしてしまった私はコメの国の人なのだ。