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『はじめてのマルクス』を読むためにを、徹底解説!

2017.12.01 21:02

今回は、「『はじめてのマルクス』を読むために」を徹底解説していきます!







〈本書の評価〉

経済専門性:★★★★★

語彙レベル:★★★☆☆

読みやすさ:★★★★☆


著者           :佐藤優、鎌倉孝夫

ページ数    :48ページ

分野           :経済、マルクス経済学




本書の著者は、佐藤優氏と鎌倉孝夫です!



佐藤優氏は元外交官、鎌倉孝夫氏は埼玉大学名誉教授というどちらインテリなんですね(^^)



佐藤氏は高校生の時に鎌倉孝夫氏の教室に通って「資本論」を読んでいたそうです!





本書は「資本論」を読み解くための本である、「はじめてのマルクス」を読む前に読む本です!



なぜなら「資本論」はもちろん難しい本なのですが、「はじめてのマルクス」これも大変濃い内容となっているため、全体図を捉えるためにはこちらにも目を通しておいた方がいいのです!



では2つのポイント‼︎



1.アベノミクスと戦争


2..円安効果は私たちにはこない



1.アベノミクスと戦争

実は、2013年11月 23日から日本と中国の関係は質が変わっているのです。



中国が防空識別圏を定めた。



防空識別圏を定めるというのは、外交問題から軍事問題に移行しつつあるという、一つの画期的な転換点になるわけです。

(上記引用)



これは非常に重要な点ですね!



私たちはテレビのニュースや新聞で情報を入れますが、このような専門性の高い話は基本的に入ってきていません



2.円安効果は私たちにはこない

よくニュースで円安株高と報道し、株価が上がったので景気が良くなっていると報道されます。



しかしどうでしょうか?



株価の上昇で、株を持っていない人はどこで得をしているのでしょうか?



株価の上昇で利益を得るのは、株主だけです。



そして円安は良いと思われてますが、よく考えるとこれは海外製品の値段は上がるということなのです。



円安で輸出をする企業と株主は儲かるが、私たち一般人は円安の影響で今までなら1リットル130円だったガソリンが150円になることもあるのです。



他にも小麦や、パンの値段など。



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このように円安株高だからといって良いというような単純なかたちで経済はできていません。



もちろんそのことは「資本論」を読めば分かることだし、この本を読んでもわかります。



是非、経済や政治、世の中のことを知りたい人にはオススメの1冊です!