第2回練習を控えて。
おはようございます。
シンフォニエッタ・ソリーソ指揮者のレイです。
日付けも変わって5時間が経過していますが、
指揮者はまだ寝ていません。これから寝ます。
指揮者は大学院修士課程の院生なのですが、
研究に精を出すわけでもなく、この時間までスコアを読んでおりました。。
本日の練習はバッハからはじまるのですが、
指揮者も勉強の一環として、バッハの協奏曲のピアノをさらっております。
…しかし、これがまた、非常に難しい。
バッハのチェンバロ協奏曲1番は、典型的なリトルネッロの形式ですが、
最初のリトルネッロを抜けたところにいきなりチェンバロの難しい部分が現れます。
チェンバロで弾けばもうすこし優しいのかも知れませんが、
ピアノで粒をそろえた音で弾くのは非常に大変です。
…もちろん弾き振りではないので、指揮者のわたしは勉強のためにさらっているだけです。
しかし、それにしても難しい!
本番のピアニストにとってはこれくらいは簡単でしょうが、
わたしにとってはなかなかのくせものです。
左手の32分音符、指がまわらない!
このように難しいバッハの協奏曲、演奏を試みること自体がひとつの冒険です。
しかしながら、がんばればきっと美しく演奏できるはず、
そう信じてわれわれは練習に臨んでいます。
バッハの協奏曲もさることながら、
制度を要求されるプロコフィエフの古典交響曲と、
エネルギーと確実な技術の療法を要求されるベートーヴェンの7番。
よくもここまでチャレンジングな曲を選んだものだと、
選んだ当事者も呆れるばかりのプログラムではあります。
しかし、それでも完成させてみせる!
その気概でシンフォニエッタ・ソリーソは11月を迎える心づもりでおります。
これからも練習の進捗状況を、率直にこのブログに綴って参りますので、
よろしければ、心配しつつ、そして半ば無謀さにあきれつつ、
見守っていただければと存じます。
まずは、何を置いても、明日(今日)の練習。
ただひたすら、ひたむきな個人練習の上にアンサンブル練習があって、
その上で曲が成り立つ事は間違いありません。
どこかで聞いたような言葉ではありますが、
アンサンブルの真髄とは、すなわちハーモニーです。
とくにバロックはハーモニーが第一の要素です。
その部分を胸に置きながら、明日(今日)の練習に臨みたいと思います。
その、真髄たるハーモニーがどのように皆さまの前に表現されうるか、
実は密かに、指揮者としても期待しております。
同時に、ソリーソの「連中」にはそれができると確信しつつ、
12時間後に迫った第2回練習を迎えることにしましょう。