社内のアントレプレナーへ

表には見えにくい所で成果を出してくれているメンバーがいる。

直接的な売上を作っているわけではないが、サービスの魅力付けや質の向上に尽力してくれている人がいる。

その人たちの仕事は1発ホームランのような派手な仕事ではないけど、つなぎ役、底上げ、として確実に自社を強くしてくれている。

我々のような小さな会社は、同じ仕事をしている人が複数おらず、孤独感や暗闇の中を走っているような感覚を持ちながら仕事をしていることも多い。

特に、まだ組織の中でも、確立していないようなシーズ期の事業担当者などはまさにそうで、日々自問自答しながら自ら決断をし、腹をくくっていく作業を繰り返していかなければならない。

その過程はものすごくカロリーを消費する事だし、不安だし、成果もなかなか出ないこともある。

誰にも相談できない、誰にも理解されない、なかなか褒められもしないし、大きな賞賛をすぐには得られないかも知れないし、自分で考えるしかないし、そういう場面もきっと多い。

でも、これはアントレプレナーシップそのもので、とても価値ある経験だ。

わからない人には決してわからない。

いちいち外野の声に心を痛める必要もない。

見ている人は見てくれている。

そして、応援をしてくれて、そのサービスを使ってくれて、心からのファンや応援者になってくれる。

タネはこれまで、そうした共感や応援によって沢山のお客様やパートナー様から選ばれて、育てられてきた。

だから答えはもうすぐ出るはず。

タネを植え、水をやり、慈しみながら育てている営みは、時間もかかることだけど、ものすごく尊いし、そういうフェーズをコツコツと粛々と進めてくれている仲間に尊敬と感謝と思いやりを、絶対に忘れてはいけないと思った、上半期の最終日。

花咲く季節は、きっともうすぐ目の前だと信じたい。