リクルートスーツを脱ぎ捨てろ！令和の面接は“個性”で勝負、企業は好感
2022.04.01 06:05
【ファッション報道】 令和四年三月三十日にバンタン（代取：木村良輔）は、世界最大の化粧品会社である仏ロレアルＧの日本法人・日本ロレアル（代取：ジャンーピエール・シャリトン）と自分スタイルで望む新しいリクルートスタイルを提案する『ＸＸＸＸ ＴＨＥ ＲＥＣＲＵＩＴ ＳＴＹＬＥ』を発表した。
前者の美容専門スクール「ヴィーナスアカデミー」と後者のメイクアップブランド「ＭＹＢＥＬＬＩＮＥ ＮＥＷ ＹＯＲＫとの協業。同スクールはファッション・ヘアメイク・ネイル・エステティック・モデル・インフルエンサー等が専門。
本協業は、令和元年よりメイベリンＮＹを展開する各国が取組む『「ＢＲＡＶＥ ＴＯＧＥＴＨＥＲ」*あなたは一人じゃない。＃強くていいんだ』とコラボ。同プログラムでは若年女性のメンタルヘルスを支援する。「メイクを通してあなただけの魅力に気づき、内面からの自信に繋げる」事をワークショップ形式でレクチャした。結果、七割の生徒が「自分の強みを伝えられるファッションやメイクで就職活動をしたい」となった。
今月に全国の人事担当者へのアンケート調査を実施。サンプル数は百。Ｑ「新しいリクルートスタイルで応募が合った場合、採用したいと思いますか？（※様々な採用基準は除き、スタイル単独で判断した場合）」では、五割弱が「採用したい」。上図は新卒採用を行う人事担当者の調査結果。
以下は、生徒が考案した六業界別の新しいリクルートスタイル。
デザイン系
- スタイリング＝緊張と緩和；面接でもホームパーティでも違和感なく参加できる様な、緊張と緩和が共存したスタイルでインパクトを演出
- ヘアメイク＝レトロヘアーと跳ね上げメイク；ヘアスタイルのポイントは、一九三〇年代に流行ったフィンガウェーブ。ポイントは、濃い目のアイシャドウのはね上げメイク
アパレル系
- スタイリング＝可愛い中にある大人な露出；白色のセットアップとヘアのシュシュで、清潔感と可愛らしさを表現。短めのスカートとショートブーツによる大人な露出でカッコ良さを演出。今までの就活ではタブーであった露出を敢えて採り入れたスタイル
- ヘアメイク＝“可愛い”と“カッコいい”の八：二；ピンク系のアイシャドウで甘さを表現しつつ、トレンドのぷっくりしたリップに締め色を使いカッコ良さを表現。眉毛を眉山まではストレート眉で、眉山から眉尻はアーチ眉にし、少しかっこ良い部分も採り入れる。ボブスタイルに韓国風ヘアを採り入れる事により、トレンド感と遊び心を表現
広告会社系
- スタイリング＝キレイ目シンプルの中にもオシャレで品良く；顔周りや印象を明るくする為に、薄紫色のベースを使用。柄のスカーフは、シンプルな服装に合わせ易く、更に結び方次第でＴＰＯに合わせた自由な表現が可能な為、就職活動では万能アイテム
- ヘアメイク＝可愛いとキレイを兼ね備えた女性；可愛さを出す為にピンク系のシャドウを使い、キレイさをプラスする為に、跳ね上げのライナで締めている。マスカラは目元からボリュームを出し、目元を強調する事により可愛いと綺麗をミックスさせたメリハリのあるメイク
企画制作系
- スタイリング＝ニューヨーカー；へそ出しルックという、外しをベースにセットアップ。ミリタリブーツを採り入れる事で、カジュアルさも感じられるスタイル
- ヘアメイク＝クールでスマート；アクティブ感のあるキリッとした眉に、カーキというカジュアルな色味を採り入れつつ、他のパーツをヌード系に仕上げる事によりスマートをプラス
美容系
- スタイリング＝ブラックで力強さを表現；ピンクのタートルネックで華やかさを表現しつつ、黒のセットアップで締め色を採り入れる事により力強さを表現
- ヘアメイク＝ストレートとウェーブ；「気品のある美しさ」を感じさせるカールとウェーブ、「野性味」を感じさせるタイトとストレートが調和したトランスジェンダなヘアスタイル。メイクも目元に「野性味」、口元に「気品のある美しさ」のバランスを意識する事がポイント
ＩＴ系
- スタイリング＝ふんわり感シルエットでベルを表現；レザー、チュール、ドレスシャツという異素材を組合わせる事で新しいファッションを生み出す固定概念の無い自分を表現
- ヘアメイク＝メイクでは二次元っぽさを、ヘアでは女性らしいハーフアップ；ナチュラルでは使わない濃い目ピンクを目元全体に使い、ピンクの濃淡を使い熟（ｺﾅ）す事により、二次元とリアルを表現
画像：㈱バンタン