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私の「特撮」幼少期編: 「電磁戦隊メガレンジャー」

2015.11.24 14:00



ごきげんよう。

光光太郎です。


今回は久しぶりに、私の幼少期に痛烈な印象を残した特撮ヒーローについて書いていきたいと思います。


本日ご紹介するのは


電磁戦隊メガレンジャー


です。




「電磁戦隊メガレンジャー」はいわゆるスーパー戦隊シリーズの第21作目であり、1997年から1998年まで放送されていたヒーロー番組です。放送時間帯が金曜夕方から日曜朝へ変わった時の作品ですね。


作品の特徴としては

・高校生が変身する

・ファンタジーではなく、現実感のあるテクノロジーの戦隊

・若々しいエネルギーに溢れた青春物語

・「人間対人間」という構図

・明朗快活な音楽

・マスク割れ多し

でしょうか。



高校生が変身するのは「高速戦隊ターボレンジャー」でもあった設定ですが、メガレンジャーではそこへ「リアルな戦隊」という要素がプラスされています。

そう、電磁戦隊メガレンジャーという作品は「今、この時代にいそうなヒーロー」として描かれていました。人間が作り上げた「メガスーツ」をまとうための個人用変身デバイス「デジタイザー」を始め、スペースシャトル「メガシャトル」が収納される宇宙空母「メガシップ」、メガシップが変形したロボット「ギャラクシーメガ」等、ありそうな名前、ありそうな設定で様々なメカやデバイスが登場します。



メガレンジャー、名前のセンスがいちいち秀逸なんですよね。

上記を始め「ドリルセイバー」「マルチアタックライフル」「ドリルスナイパーカスタム」「サイバースライダー」「デジタンク」「デルタメガ」「スーパーギャラクシーメガ」「メガボイジャー」「ドクターヒネラー」「ユガンデ」「ネジレジア」…

どうですか?100万倍の好奇心が湧き出てきませんか!?



私は「電磁戦隊メガレンジャー」では、メカやデバイスや武器は「純粋な戦いの道具」として描かれていないと思うんですね。ギャラクシーメガは宇宙開発基地であり、メガスーツは本来宇宙開発用のものです。戦いの為の戦いをする道具ではなく、あくまでも人間の英知の結晶である「科学」で戦うことに、メガレンジャーの大きな魅力があると思います。ここは第一話でも強調されていましたね(扉をデジタル機器のパーツの組み合わせで開けるシーン)。

というか、単純にワクワクしますよね!メガですよ!メガ!ワクワクしませんか!?

というか

スーツかっこよすぎ‼‼‼




そして、メガレンジャーでは「高校生=未熟な若者」が活躍する戦隊ヒーローとして、真っ直ぐに描かれていました。彼らは若く、ヒーローとなった自分自身の境遇を楽しんでいる面もあり、また、その重すぎる責任と私生活との狭間に悩む面もありました。スパイダーマン的と言っていいかもしれません。ここはOPの歌詞でも特に印象的な部分ですね。

何度も何度も間違いと衝突を繰り返し、その都度、その若さとエネルギーと純粋な気持ちでピンチを乗り越えていきます。



そう、彼らはとても「人間臭い」人物達なんです。それぞれが自分勝手であり、個性を持ち、友達を大切に思っています。それは、変身していても変わることはありません。

そしてそれはメガレンジャーを支える人々も同じであり、敵組織にも同じことが言えるでしょう。彼らは正義や悪の為に戦うのではなく、自分自身の気持ちの為に戦っているのだと思います。



「電磁戦隊メガレンジャー」としてではなく、一人の人間、友達として戦っていく姿は、スーパー戦隊の中でも特異な存在であると思います。この「等身大のヒーロー」という魅力は最終回まで貫かれ、彼らが彼ら自身であり続けて頑張ったからこその苦悩と勝利が描かれています。






このメガレンジャーは私にとってジャストな作品であり、恐らくリアルタイムで見ていた作品であり、狂ったようにビデオを見まくっていた戦隊です。私の好きなモノがてんこ盛りだったんですよね。これが無ければ今、スーパー戦隊を見ることはなかったでしょう。

ロボ、デジタル、メカが全面に押し出されたメガレンジャーは、私の「これは好き!」にドンピシャだったわけです。今でも実家では「DXギャラクシーメガ」を大切に保管しています。そんなギャラクシーメガも、劇中で完膚なきまでに叩きのめされるシーンがあり…この時期のスーパー戦隊は、今では考えられないような絶体絶命のピンチに1クールに一回は遭遇していたような…。そしてそのどれもが、頑張って頑張って頑張って頑張って、勝つ



しかし…「メガレンジャー」という名前そのものが良いですよね…。声に出してみて下さい。「メガレンジャー」「メガレンジャー」。不思議と爽やかな印象があるでしょ?この爽やかさはOPとEDでも存分に発揮されていて、特にOPはスーパー戦隊史上最高傑作レベルの曲だと思います。聴いているだけで元気になれますし、何より音楽と映像の一体感が半端じゃないんです。






現在のスーパー戦隊とはかなり異なる部分が多いですが、それこそが魅力!

是非一度、第一話だけでもご覧ください‼!