【芝①045】芝宮本町
町番号:芝①045
町名:芝宮本町
読み方:しばみやもとちょう Shiba-Miyamotochō
区分:町丁
起立:1869(明治2)年
廃止:1971(昭和46)年12月31日
冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「芝」
現町名:港区芝大門一丁目
概要:1869(明治2)年、芝神明門前を改称して起立。町名は神明神殿の所在地であることによる。芝大神宮はもともと単に「神明」或いは「神明宮」と称していたが、武蔵国日比谷郷に鎮座していたことから「日比谷神明(日比谷神明宮)」と、また飯倉御厨(後の武蔵国飯倉庄)に鎮座していたことから、「飯倉神明(飯倉神明宮)」と、さらに芝の地に住民が居留して町の様相を呈するに及び「芝神明(芝神明宮)」とも称されるに至った。また別に、伊勢神宮の内外両宮の祭神を祀ることから、関東における伊勢信仰の中心的な役割を担い、「関東のお伊勢様」とも尊称された。明治維新にあたり、政府の教部省、太政官正院並びに東京府の許可のもと、1872(明治5)年8月30日(新暦の1872年10月2日)より、現今の神社名である「芝大神宮」を称す。
1872(明治5)年、神明社地を合併。同年の戸数98・人口386(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1908(明治41)年の世帯数155・人口725(府志料)。芝大神宮は江戸期から賑わい、明治以降も楊弓店、大弓場があり盛り場を形成。神明花柳界も繁盛した。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。
1972(昭和47)年1月1日、住居表示の実施により、芝大門一丁目に編入となり消滅。
撮影場所:芝宮本町