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ウソみたいなホントのはなし

2022.04.01 13:20

4月のはじまり

毎年このメロディを思い出し聴きたくなるのです

4月1日はエイプリルフールですが先日、ウソみたいな出来事がありました。

仕事の合間の日曜日

よく訪れる山の上の公園へリフレッシュに行って来たのです。

3月末まで通行止めだったみたいで入れませんでした・・・

じつは2月にも同じことして引き返したんですが、雪が解けたら入れると思い込んでた自分のマヌケさに呆然Σ(゚д゚lll)

(立て看板をよく見よう!)


そこで引き返してもよかったのですが、手前の展望台は登れるみたいだったので路肩に車を停めてせっかくだからと散策することに♪

けっこう長い階段をヒーヒー登って展望台へ

こういうカクっとしたコンクリートの造形、とても好きでテンションあがります☆

見晴らしよく気持ちいい♪~

展望台を降りて周辺をうろうろ。何か春の野草でも咲いてないかと探しましたが何もありませんでした・・・。

また長い階段おりるのもしんどいな、と思っていたら迂回する遊歩道がそばに見えて帰りはそっちを歩いて車まで戻りました。

遊歩道から道路に出て、車があるところまで歩いていた時のこと。

路肩の枯草・・・ん?何かいる?思わず二度見👀

そばに近づいて確かめると、なんと子猫がうずくまっているではないですか!

辺りを見回しても親猫や兄弟猫も見当たらず、捨て猫のように箱に入っていたワケでもなく・・・

枯れ葉と同化してしまいそうな茶とらの子猫は動かず、目を閉じてうずくまっていました。

もう息絶えてしまっているのかも・・・

その姿を、写真に撮るような気持ちにはなれませんでした。

ただ、その場を立ち去ることもできず、しばらく子猫のそばで「どうしたらいいのか・・・」と考えながら立ち尽くしていました。

とにかく、このまま野ざらしでは可哀相なので別な場所へ移してあげようと思い、車からタオルを持ってきてそっとくるむように抱き上げました。

その瞬間、子猫にかすかな反応が!生きている?まだ息がある!

そこからは、もう無我夢中で一刻も早く安全なところに!と抱きかかえて車まで走り、助手席のクッションにそっと寝かせ自宅へと向かいました。

我が家では犬を飼っておりますが、猫は飼ったことはありません。しかも子猫のお世話は未経験でした。でもとにかく自宅で適切な処置をしなければということしか浮かびませんでした。

自宅には、県央で一人暮らしの長女がたまたま帰省中でした。次男も日曜日で家にいました。すぐに応援をたのみ子猫を託しました。

猫好き・猫飼いの知人にメールでアドバイスをお願いしました。長女はすぐにネットで「子猫 保護 やること」を検索している様子。

知人から「子猫は体温調節できないから温めてあげて!」と教えてもらい、ぽかぽか膝かけでくるんでペットボトル湯たんぽをあてました。

わたしはホームセンターで子猫用のミルクと哺乳瓶を買いに走り、速攻で戻って飲ませようとしましたが口を開いてくれませんでした。

息はあるけれど動かず、目も開かず、鳴き声もあげません・・・

「細いスポイトならミルク飲めるかな!」と思い、また買いに走りました。

(はやく・・・はやく・・・)とあせる買い物中に携帯電話の着信音が。

電話は長女からでした。

子猫の情報を友人と共有してくれていたらしく「子猫の里親みつかったよ!」とのこと。

保護してから2時間後の出来事でした。


急いで自宅に戻ると、すでに長女が里親になってくれる友人宅へ向かう準備をしていました。動物病院も予約済とのことで、すぐに来てとの連絡。なにもかもスピーディー!

買ったばかりのミルクや哺乳瓶、スポイトを託し子猫と長女は風のように去っていきました。

その日の夜・・・・長女が送ってくれた動画には口を開けて栄養を受け入れる子猫と

動き回る子猫のすがたが(T_T)よかったぁ!

猫飼い経験のある長女のお友だち♪里親を引き受けてくれて本当に(人''▽`)ありがとう☆

アドバイスをメールで送ってくれた友人知人のみなさんにも感謝です☆


落ち着いてから分かったこと。

子猫はへその緒もとれていない目も開いていない生まれたばかりの子猫だったようです。

2月~4月は雌猫の出産期らしく、もしかすると出産した母猫が弱っているこの子猫だけ置いていったのかもしれないということでした。

そしてあの日、たまたま展望台に立ち寄り、遊歩道で迂回しなければこの子猫を見つけることはできませんでした。

導かれたような出来事に不思議な縁を感じつつも、はじめてのことでうろたえたり(;^_^A短くも長い一日でした。

救うことができたちいさな命が、途切れずに続くことを今は祈るばかりです。

読んでいただきありがとうございました♪