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マヤ

『W旦那+(プラス)』第11話 (隆二のマンション)三代目妄想劇場

2017.11.15 03:30

「隆二さん…私が欲しいですか?」



風呂から上がり、ソファで寛いでいる隆二に理愛が尋ねた。



「えっ⁉︎急にどうしたの?」



動揺を隠せない隆二。



「今夜なら…大丈夫ですよ」



(どういう意味だろ?安全日ですよ…ってことかな?)



「どうしたの?今までそんな風に、言ったことないのに」



理愛の肩に優しく触れる隆二。



「いつも隆二さん、キスしかされないので…それで満足なのかと思って…」



「理愛ちゃん…」



「私、本当に良くしていただいているので…」



「気を使ってるのなら、無理しないでいいんだよ」



「俺は好きでやってるだけだから…」



「……」



「でも、キスだけは…してもいい?」



「はい…」



優しく口づけし、隆二に抱きしめられる理愛。



その細い眉が、意思を持ってわずかに動いた。



「おやすみ…理愛ちゃん」



寝室のドアを静かに閉める隆二。



理愛が来る日は、ダブルベッドを理愛に提供し、自分はソファで休んでいる。



抱きしめたり、軽いキスは日常的にしているが、それ以上は手を出さない。



隆二自身が心に決めたルールだった。



心のどこかに、身元がわからない女性を保護しているという、責任感があるゆえだろう。






その夜、




真っ暗なベッドルームで、怪しく光を放つ物があった。





End