カレント最強戦士カサゴ

変態アングラーになってくると"釣れ方"にもこだわりだしてきますよね。

特に「釣れてました。」というのは屈辱…下手したらボウズよりも悔しいかもです。

まぁ馬鹿ですので。

そんな変態紳士な貴方に手強い相手をご紹介したいと思います。ズバリカサゴです。

ええええ？？

と思うのも無理からぬ…

普通、堤防などで釣れるカサゴのアタリなんてガツガツきてハッキリ分かるもんです。

これが激流域で流れに着いているカサゴになると、話が変わってくるんです。

さすがに少し潮が緩む潮周りや時間帯がジアイなのですが、奴らは流れの上流方向に向いて、岩の小さなスリットや海藻の隙間にハマって臨戦態勢を取ってます。

そして上流からエサが流れてきたり落ちてきたら、射程範囲に入った瞬間ミサイルの様に突撃して丸呑みするんです。…パトリオット…

堤防などの緩やかな海域では、カサゴはかなり吟味してエサを食います。穴釣りやミャク釣りをされた方なら分かると思います。食い込む間がミソですな。そして自分のテリトリーに帰るのでガツガツとアタる訳です。そこで合わせば掛かります。

しかし流れてくる何かをとりあえず食ってくる激流域カサゴは少し違います。

何食ったか味見してますねコレは…

カサゴは動くものはなんでも襲うので、吐き出すのもかなり上手。食ってすぐにテリトリーに帰らず、味見をして違和感があるワームを上手に吐き出します。

簡単に言うとワームを食って一瞬ホバリングしてます。

もうお分かりだと思いますが、カサゴは吸い込んだり噛み付いたりする魚ではなく「丸呑み」するだけ、そして流れているワームを咥えたらその場でホバリング…

アタリが全くの"無"なのです。

コンとかコッとかカサッとか、反響が何もないのです。いやほんとほんと、ホントなんですうう！

とりあえず反響アタリは無いにしても、操作感度による抜けアタリやモタレアタリならギリギリなんとか…それらも全くワカラン時の方が多いです。

モタレたティップがほんの僅か戻るアタリで取る…ティップランカサゴ(？)も続出です。

極々稀にコツッとくる時はダウンストリームを流していてデカいカサゴが反転しながら追いかけて来た場合ですね。

もう…カサゴwwwとか今まですいませんでした、カサゴパイセン様になりました。

アジの抜けアタリなんてまだ簡単だった…ていうレベルです。

いやはやフィールドが違えば魚のアタリが違う…

それを実感しコテンパンにされました。

パイセンに鍛えてもらう日々です。