Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Boa Tarde From Sao Paulo

所変われば…

2010.08.27 15:46

今回は日々の生活で感じる「所変われば」な食べ物について。

以前にもちょっと書きましたが、ブラジルは本当にたくさんの果物を安く買うことができて果物好きにはたまらない国です。冬の今はマンゴー、キウイ、オレンジ、ポンカン、もも、ネクタリン、いちごなどの日本でもおなじみの果物が出回っていますが、

あまり日本ではなじみのないのがこの30cm以上はあるパパイヤと南米原産のマラクジャ(パッションフルーツ)。

これは 「マラクジャ ドーシ」というタイプでこのほかにも違う種類があるのですが、基本的にはこんな感じの作りでそのまま食べたり、ジュースにしたりします。切ってみると「いぼいぼ&ぶつぶつ」だらけで最初は恐る恐るでしたが甘みと若干の酸味があってとてもおいしいです。

お次は布を染められそうなぐらい鮮やかな赤紫が特徴の「ベテハーバ」という赤カブ。と~っても甘いトウモロコシのような味で、生でも食べれるそう。まだ試していませんが、オレンジと一緒にミキサーにかけてジュースにしても甘さが引き立っておいしいそうです。

次はお魚。やはりメジャーなのはお肉ですが、サンパウロは海にも近く、日本と同じように沢山の種類の新鮮な魚を買うことができます。こちらは「鮫」。子鮫、大人の鮫と鮫も種類別で売られています。せっかくなのでソテーにしてレモンをかけて食べてみましたが、白身の淡白なお味ですが、身がふわふわ柔らかくて若干練り製品の方が向いているのかな~と。3切れで500円ぐらい。肉と比べるとお高めです。

そして肉といえば、ブラジルの豚肉事情。ブラジルではあまり豚肉を食べる習慣がないようで、今通っている肉屋さんではショーケースにも豚肉は並べられていません。スーパーでも商品棚のスペースが他の肉とは比べ物にならないほど狭いところに置かれています。「たまには豚バラ肉でも食べようかな~」と思って近くのフェイラに買いに行くとこのがっちり骨付きのバラ肉かほとんど赤みのロースしか置いてないこともあって。だめもとで「バラ肉がほしいんだけど、バラ肉の骨とってくれる?」と聞いてみたら、「骨がないのはこっちだよ」とロース肉を薦められてしまいました(笑)お店のおじさんは決して間違ってはいないのだけど、ロースじゃなくてバラ肉がほしかったんだけどな~牛肉は事細かに部位を分けてるのに豚はものすご~く大まかなのに笑ってしまいました。そしてどの肉も「こまぎれ」「うすぎり」なんてものは存在しません。(日本食専門店以外)「どか~ん」とキロ単位の価格表示です。

最後に番外編。週末の昼下がり、町でこのおばさんが何を売っているか分かりますか?正解は何と「ヤクルト」です。サンパウロではヤクルトがスーパーにも堂々と日本と同じようにメジャーな飲み物として浸透していて、このようにヤクルトおばさんまでも普通に町を歩いているのでとても親近感がもてます。日本から遠く離れたブラジルでヤクルトおばさんに会えるなんて何とも嬉しい気持ちになります。