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Boa Tarde From Sao Paulo

花子誤飲事件の顛末

2011.09.30 15:55

改めて昨日の花の誤飲のことを振り返ってみると「いったい私は何をやっているんだ・・・」と反省することばかり。でもダメなことも含めて全部ブログに書くことで自分への戒めにもなると思うのでお恥ずかしいことばかりだけれどご報告します。9月29日(木)朝のこと。木曜日はファシネイラ(掃除婦)のマリーさんが来る日。いつもいろんな話をさせてもらってポルトガル語の練習をしているのだけれど最近、私が誰かと話していたりして自分への注意が行かなくなると私の興味を引こうとありとあらゆる手段をとる花子にと「つっぱり棒」をおもちゃにして遊ばせていた私。私の注意の大半はマリーさんとのポルトガル語、でも片手には突っ張り棒をもってその棒で花が遊んでいたのだけれど突然、「ポン!」っと何かが抜けた感覚・・・「何も抜けるものなんでないはずなのに???花、何かとった?????」とパニックになってすぐさま花に駆け寄ってしまったのが最大の最大の汚点・・・私に詰め寄られて花は取られまいとこんなもの↓を(ライターと比べてみるとやっぱり結構大きい・・)

「ごっくんちょ」そして何事もなかったような様子でまた遊びを開始してしまったのでした。(後から考えるとよく喉に詰まらなかったなぁと神様に感謝感謝です)残ったもう片方の突っ張り棒の先端をまじまじと眺め、「本当にこんな大きいものを呑み込んだのだろうか??」「もしかして呑み込んでしまった側の先端はもっと小さかったんじゃないか??」と悶々とした気持ちで花の様子を見ることにした私。花はいつもと同じように元気で食欲もあってお散歩にも行って・・・と普段と変わらない時間を午後2時ごろまで過ごし、花がベットで休み始めてそろそろ寝るかな~と思った矢先に「が~ほ~、が~ほ~」という吐き出し前の苦しそうな声が・・・そして2回吐き出した中には呑み込んだらしい異物は何もなくでも明らかにいつもの吐き出しとは違ってまだ何か吐きたそうなそぶりを見せた花。「もうこれ以上、待ってちゃダメだ・・・すぐ病院!!!」と先生に電話をかけて事情を説明して花をゲージに入れてタクシーに乗り込んだのだけれどタクシーのおじさん、ゲージに入れた花をみて「犬は禁止されているんだよ・・・知ってるのかい?」とあからさまに嫌そう~な表情。「ゲージに入っているんだし緊急事態なんですよ!!!」と私。おじさん、嫌々花を車の後ろの荷物入れに入れて出発っとなったのだけれど荷物入れのにゲージごと押し込まれた花は車が動いたり止まったりするたびにゲージが「ころころ」ひっくり返ってしまうらしく「たっ助けて~~」とピーピー泣いてしまって・・運転手さん、手でコロコロとしたしぐさを見せて「後ろでコロコロしてるね~」とかなり他人事で全然悪気もなくもう私、本当に本当にブチ切れたのだけれど変な所でタクシーから降ろされたらたまらないしおじさん、花のピーピーに嫌そうな顔をしているし(吠えてるんじゃないですよ、ピーピー助けを求めてたのに・・・)こうなったら事情を説明してやれ!!と「これ呑み込んじゃって、吐いちゃって、苦しそうにしてて主人はすぐに帰ってこれないから車がなくてもうタクシーしかないから乗っているんですよ。死んじゃうかもしれないんですよ!!!!!!」とはっきり言ってポルトガル語の文法とか言葉とかきっとめちゃくちゃだったと思うけれどそういう時って人間、言葉じゃないんですね。おじさん、一気に表情が変わって同情してくれて、一生懸命獣医さんまで急いで運転してくれましたそして病院、いつもの先生、今すぐにレントゲン、っという流れを想像していた私が甘かった。ブラジルは病院と検査機関が別。人間でも動物でも血液検査1つをとっても「あっちの検査機関で検査してもらってきてください」という分業が当たり前。せっかく病院に着いたのに為すすべなくまたタクシーにて約20分離れた検査機関へ移動。病院から一番近い検査機関の予約を獣医さんにとってもらったのだけれどその日の予約は全然時間が空いてなくて電話したのが午後2時半、検査時間は午後5時半。検査機関で約2時間半、花と待って待って待ちくたびれて・・・さて、ようやく超音波検査。仰向けにされてお腹の毛を「じょりじょり」バリカンで剃られてジェルを塗られてお腹に機械を充てられて恐怖のあまり目を見開いてずっとかすかな悲鳴を上げる花。私は花の前足と肩を押さえて花の顔に顔を近づけて「大丈夫だよ~すぐ終わるよ~」とずっと言い続けそしてやっぱりあったそうです!!!でっかいでっかい突っ張り棒の先端が・・・・(素人の私には画面を見てもいまいちよく分からなかったのですが)ここで仕事を切り上げて駆けつけてくれた主人。張りつめてた糸が切れそうだったけれどそんな暇なく主人の運転で検査結果をもってもう一度、病院へ。検査機関から直接獣医さんの方にも連絡をしてくれていたようで先生、一言、「今晩、全身麻酔で内視鏡による摘出です」と。幸い、まだ胃の中にあったらしく腸に行っていたら手術で取り出すことしか術はなかったそうで「早く来てくれたから内視鏡で済むのよ」と笑顔で先生が言ってくれたのだけれど今度は麻酔の専門家と内視鏡の専門家が病院に到着するのに約1時間。ようやく摘出が始まった頃はもう辺りは真っ暗の7時半。そして先生が明るい顔で「じゃあ行ってくるね」と言ってくれたのは良いものの、待っても待っても摘出が終わった様子はなく一緒に待っているペットショップの店員さんは私たちと楽しい時間を過ごそうと日本のこととか、ブラジルの食べ物についてとかいろんな話をしてくれたのだけれどもうそんなの全然頭に入ってこないし何話したかなんてほとんど覚えてなくて「花は大丈夫かな。ちょっと見てきてくれますか?」とおしゃべりな店員さんの会話を遮って「くっちゃべってないでお前見てこい」的なかなり失礼~な事まで言ってしまった私。店員さん、明るく見に行ってくれて一言、「のどのカーブに異物が引っかかって取れにくいみたい」と全~然明るくない事実・・・途中、内視鏡の専門家の人が異物が上手く取れなくて他に必要な器具を取りにいったん表に出て行ってしまうし。結局、約1時間かかって夜の8時半、ぐったりした花とともに突っ張り棒の先端が私たちのもとに届けられました。そして全てが終わって家に着いたのは9時。30分後には麻酔が覚めて通常の食事をして良いと言われていたのだけれど家についた途端、家に帰れて嬉しかったのか1日中の興奮がMAXに達したのかはたまた単に気が付いたらものすご~くお腹が減っていたのかまだ麻酔の抜け切れない体で何度も倒れてふらふらになりながらも走り回る花。すぐに常備のふかし芋をもらうふらふらの花と今度こそ緊張が切れて一気に号泣の私。1日仕事をしてきて疲れている主人がこんな私たちを横目に見ながら冷蔵庫の残り物で晩御飯を準備してくれました・・・。[今回の誤飲による費用]超音波検査(Ultrassonografia) 120へアイス(約6,000円)麻酔(Anestesia Inalatoria) 300へアイス(約15,000円)内視鏡(Endoscopia com coleta de biopsia) 1,600へアイス(約80,000円)診察料(Consulta Medica) 80へアイス(約4,000円)お値段〆て2,100へアイス(約10万円)なり・・・花子家全員、いろんな意味で大撃沈の1日。

でも何はともあれ花は無事です。もう少しで元気になると思います。ランキングに参加しています↓よろしければクリックを是非お願いします


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