首こり・肩こりが出やすい姿勢
みなさん、こんにちは!
みらい接骨院・整体院の森本です!
今回は、首こり・肩こりの出やすい姿勢について、お伝えしていきます。
首こり・肩こりは、猫背のように背中が丸くなることで起こりやすくなります。
猫背の状態は、骨盤が後傾することで、本来前彎となっている腰椎(腰骨)が後彎し、胸椎(背骨)の後彎、さらに頸椎(首骨)が前彎から真っすぐになった状態をいいます。
この姿勢は、背中から腰に掛けて丸くなっていることから、猫背の他に円背や亀背と言われ、首の骨が真っすぐになり、顔が前に出てしまうことからストレートネックとも言われます。
≪猫背やストレートネックが、首こり・肩こりを起こす原因≫
首こりや肩こりは、首や肩・背中の筋肉が伸長されたままとなり、血流が悪くなることで栄養や酸素が運ばれないため、疲労が取れないまま硬くなってしまう状態です。
背中が丸くなることで、肩甲骨が外側に広がってしまいます。
肩甲骨には、背骨や首の骨とをつなぐ筋肉が多くあり、その筋肉が身長されることで背中や肩・首にコリや疲れを感じやすくなります。
特に【僧帽筋】は首や肩のコリ、背中の疲れと大きな影響のある筋肉で、後頭部から背骨の下(第12胸椎)が始まりで、肩甲骨と鎖骨についている筋肉です。
背中にあるとても大きな筋肉で、頚部の後面・背部・肩の外側を覆っています。
次に、首の骨から肩甲骨内側の上部についている筋肉である【肩甲挙筋】、背骨上部から肩甲骨内側の下半分についている筋肉である【菱形筋】が肩のコリや背中の疲れに大きな影響を与えています。
最後に、猫背やストレートネックとなることで、前を向いているだけで本来の姿勢での上を向いている状態と同じ様に、首の後面の筋力を使うことにもなります。
その状態で、後頭部の下部から首の骨の上部についている【後頭下筋群】は、常に緊張した状態となり、頭と首の境目にコリを感じさせます。
また、後頭下筋群のコリがひどくなると、偏頭痛や目の疲れなどの症状も起こしやすくなります。
首こり・肩こりは感じやすい方・感じにくい方と差はありますが、猫背の姿勢は以前にもお伝えしたように、呼吸が浅くなったり、胃や腸など内臓への影響が出たりと良いことはありません。
また、姿勢を正そうと思っても、本来の姿勢がわかっていないと悪い癖がついてしまうため、症状が悪化したり、他の部位で症状が出たりと、良くならないことが多々あります。
良い姿勢を覚え、意識できる時に姿勢を気にかけること、長時間同じ姿勢でいないことが、姿勢の保持にとって大切になります。
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY