松について
2022.04.02 07:57
皆さまいかがお過ごしでしょうか
季節は桜がまっさかり。
前回はサクラの木について書いたので、今日は松について書こうと思います。
松といえば海岸沿いに多く植えられていますよね。
なぜでしょう?
理由は防風林として植えられています。
落葉樹では冬の時期に葉っぱが落ちてしまうので、防風林としての効果が得られません。
松は常緑広葉樹で、いつも葉っぱがあります。さらに多くの広葉樹は潮風に当たると枯れてしまったり、育たなかったりします。その点松は強いです。さらにさらに多くの広葉樹は砂浜のように、養分や水分が少ないところでは、良く育ちません。
松は根っこの周りをキノコ類が取り囲んで、菌根を作ります。これが養分や水分を集めてくれて、砂浜でも育つことが出来るのです。
昔の人って本当にすごいなぁと思います。木の特性を知り、松林を育て、強い風を防ぎ、台風の時にも海の塩が飛んできて作物への害を最小限にしました。
知識や情報は、本やネットやテレビで得ます。でも自分の内側にあるものと、木や草や雲や海。自然とをリンクさせてよく観察し、感じ。そんな風に得た情報は、暮らしをより良くしていく。そんな気がします。
お花見に出かける方もみえるかと思いますが、事故等ありませんように。お気を付けください。