中学入試本番へ向けて保護者の方にやっておいてほしい3つの管理
「ここから気を付けたほうがいいことはありますか?」
中学受験ラストスパートのこのタイミング。
保護者の皆様は大きな不安と闘っている時期ではないでしょうか。
折角ですから、その保護者様に面談でもお伝えした
「ここから保護者様にやってほしいこと」を整理して、ここにも記しておきますね。
中学入試に向けて保護者様にやってほしいこと
【1】体調管理
これが最も重要なことと言っても過言ではありません。ただ、気を付けすぎて普段と大きく違うことをすればそれが不調や不安につながるケースもあります。「いつも通り」がテーマです。
ただ例外もあります。例えばインフルエンザの予防接種はお済みですか?今年はワクチンの数が少ないようですのでもしも受けられなかったという場合は、湿度を一定に保つように心掛けましょう。こういった冬特有の対策は今から先を見据えて準備ができればベストです。
また、生活リズムはもちろん朝型に越したことはないですが、意識しすぎてストレスを溜めてしまったら元も子もありません。小学校に通っているときの「いつも通り」のリズムを意識して、あまり神経質になるのはやめましょう。
もちろん、お子様の体調管理も大事ですが、自身の体調管理も忘れずに。冬はただでさえ体調を崩しやすい時期ですし、ストレスが掛かるとより体調は崩れやすくなります。生活のテーマは「いつも通り」。お子様が身体も心も十分に慣れた環境で勉強に集中できるように心掛けましょう。
【2】情報管理
2017年入試では、WEB出願を受け付ける学校が16年入試に比べて2倍以上に増えているといいます。また、窓口や郵送での受け付けを併用している学校もだいぶ少なくなってきました。便利なWEB出願が増えてきたことは現代の保護者達にとっては嬉しいことではありますね。
ただそうは言っても、まだまだ窓口受付や郵送のシステムで願書受付をしている学校もあります。各校のサイトを確認して、受験する可能性のある学校の願書はすべて準備しておきましょう。
ちなみに願書は書き損じても二重線・訂正印を押せば問題ありません。想いを込めて記入することを忘れないように。志望理由は「具体的」に書くことがポイントです。「その学校じゃなきゃ駄目な理由」を教育理念や見学に訪れた際のエピソードをまじえて具体的に記入しましょう。願書に貼る写真の裏には氏名を忘れずに。もしもメガネを掛けて受験する生徒の場合は、一応メガネを掛けて写真を撮っておきましょう。そして書き上げた願書は面接なども見据えて念のためコピーを取っておきましょう。受験する可能性のある学校すべての分を書いておくと受験中に慌てずに済むのでオススメです。午前・午後やその日の内に結果の出る中学受験はスピード感がありますから、もしもの時のために準備をしておくことで保護者も生徒も落ち着くことができます。
また、志望する中学校によっては参考程度に、調査書(通知表のコピーなど)の提出を求められる場合もあります。学校の先生にお願いする場合は、早めに志望校分の依頼をしておきましょう。
受験日などに関しては、一覧スケジュール表を作っておくと便利です。受験日の学校名はもちろん、科目や集合場所、時間、合格発表日、手続きの仕方や金額、振込先まで記入しておくといざという時慌てずに済みます。午前・午後と入試を受ける予定がある時は、移動手段やお昼をどこで食べるかも決めておくと当日安心ですよ。
受ける可能性のある学校へはすべて下見に行きましょう。交通手段や所要時間はもちろん、忘れ物があった時に買い物ができるコンビニ等のお店の確認や、もしもの場合の別ルートの確認もしておきましょう。また、ここから入試ギリギリまで「学校説明会」や「入試問題説明会」を実施する学校もあります。そういった会には出来る限り参加するようにして、志望校への理解を深めていきましょう。
その他不安なことがあれば通っている塾に些細な事でもなんでも聞いてみてくださいね。まずは情報を把握して、心を乱さないようにすること。そのための味方は沢山います。
【3】持ち物管理
当日の持ち物チェックリストの例を残しておきましょう。
- 受験票
- 受験校の電話番号
- 学校の地図
- 時計
- 鉛筆・消しゴム
- 定規・コンパス・分度器(志望校の指示によって)
- 使い捨てカイロ
- ハンカチ
- ティッシュ
- マスク
- 重ね着できる上着
- 替えの靴下(雨・雪対策)
- 上履き(必要であれば)
- 交通費(SuicaやPASMOの場合も小銭をいくらか持っておきましょう)
- お守り(気持ちが落ちた時に見るための何か)
また、面接を実施する学校では、よく訊かれる質問の答えをあらかじめ準備しておきましょう。下記によく訊かれる質問の例を載せておきますね。答えは丸暗記でない方がいいです。何度か言い回しを変えて練習をして口に慣らしておいて、本番少し間違えても気にせずに話を続けられるようにしておきましょう。中学受験は学力重視ですので、面接はあくまで参考情報。親も子も、気負いすぎず、真摯に気持ちを伝えましょう。
- 志望理由(願書に記入した場合は一致するように)
- 理念への賛同や入学への意思確認(併願校は素直に答えてオッケー)
- 長所・短所
- 小学校生活で頑張ったこと
- 中学校に入って頑張りたいこと
- 尊敬している人とその理由
- 最近読んだ本とその感想
面接は多少間が空いたりしても大丈夫ですから、予想外の質問がきたときにもしっかり考えて答えを返せるように、何回か練習をしておきましょうね。
以上が3つの管理です。
とにかく準備は早め早めにしておいて、
必要以上の不安を感じないように、感じさせないように、勉強を進めていきましょう。
何かあればすぐ塾へ相談を。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
同じことでも早くやっただけで価値が変わる。