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マヤ

『W旦那+(プラス)』第82話 三代目妄想劇場

2017.12.05 04:40

翌日から臣のマンションで、奇妙な同居生活が始まった。




サキュバスに対抗する手段が見つかるまでは、今までの様な日替わりの生活では、何かあった時に危険すぎる。




臣と隆二がいつも一緒なら、なんとか回避する方法もあるんじゃないか?




二人でよく話し合って出した緊急の措置だった。




理愛本人が、古(いにしえ)の悪魔でないことは立証された。




しかし、操られているにしても、本人に直接聞くには、かなりの抵抗があった。




まずは、悪魔除けのために、臣と隆二が休むように急ごしらえしたゲストルームに、毎日新鮮な牛乳をSETした。




理愛が休むベッドルームの窓は施錠し、鍵は二人が管理した。




臣「鍵を掛けたところで、相手は煙でやってくるから、全く意味ないかも?」




理愛には、悪い物に憑かれたみたいなので、色々対策を取っていると伝えた。




剛典に対しては、しばらく理愛とデートさせる事が出来なくなったと伝えてある。




どうしても会いたい時は、剛典の方から臣のマンションに通う分にはOKを出した。




対抗手段が見つかった時に、サキュバスを誘(おびき)寄せるために、剛典には一役担って貰う必要があるので、現時点での状況は一切伝えていない。




そして…




もう一つ解決すべき事があった。




理愛のスマホから送信されるあの暗号の解読だ。




隆二「理愛ちゃん、ちょっと確認したい事があるから、スマホ貸してもらってもいいかな?」




理愛「…なにを確認するんですか?」




隆二「ん…っと、メールだけ見せて欲しいんだけど…」




理愛はしばらく考えているようだったが、「どうぞ」と言ってスマホを隆二に渡した。




さっそくメールの送信履歴を確認する。




送・受信ともに0件。




下書きで保存してあるのが一件あった。




開いてみると、奇妙な数字が並んでいた。




『ーー67676969  ーー676769』




隆二「理愛ちゃん、この数字打った覚えはある?」




理愛「いえ…覚えてません」




隆二「そっか…」




隆二(サキュバスっていう、あのオバケを呼び出す隠語みたいなものか?)




(オバケがスマホでやりとり?考えられないな…)




隆二「ごめんね、ありがとう」




理愛「……」




End