Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Anja Van Herle(アンヤ ヴァン ヘール)が日本初個展「Beyond Beauty」、二十五日まで

2017.12.08 03:05

【ファッション報道】 平成二十九年十二月八日から二十五日までに東京・六本木「モンテカルロ ギャラリー」において、ベンチャーバンク(代取:鷲見貴彦、佐伯信行)は女性アーティストのアンヤ・ヴァン・ヘールの日本初となる個展を開催する。七日にはプレス レセプション パーティを催した。


七月にオープンした「モンテカルロ ギャラリー」は新進気鋭のアーティストを日本に紹介する。米LA在住のアンヤの特徴は、ファッショナブルなアイウェアを掛けた女性等を大きく描く点。SEXY、古典、現代ファッションを織り交ぜる。エアロスミスのスティーブン・タイラー等の多くのセレブがヘール作品を愛する。ベルギーにてアート教育の修士号を取得しているヘールの初個展名は『Beyondo Beauty』だ。


 アンヤ(写真上)は「歩き始めた時から、ずっと画を描いていました。ヨーロッパのファッションとアメリカの遊び心に溢れたセンスを合わせて自分のスタイルを確立しようと思いました。今回、モンテカルロの為に特別なコレクションを創りましたが、少し色調やスワロフスキの使い方を変えました。」と挨拶した。メイクアップ アーティストやデザイナに成りたいという欲求も画に込められている。ただ今回は男性を題材にした画も発表した。コスメ・米MACのディレクタをモデルにした。


今回のコレクションを同社は「奇跡的。」と表現。一見、同じ様なスタイルで描かれているが、個々で唇と瞳に特徴がある。マットながらも湿度ある質感を感じさせる。


瞳は感情を顕すものだが、アンヤの画の瞳は見る者の心情や画を飾る場所、時間帯等によって変化するだろう。やはり目に入るのはスワロフスキを散りばめた作品群。特に「Diamond Dreams(写真最上、右)」は逸品だ。タイトルは夢だが女性は唇を噛み、眼は伏し目がち。背景は通常の白ではなくスワロフスキ。そのギャップに正解が無い作品ではないか。


スワロフスキ作品と一般作品の違いはライヴ感とみた。前者は今、生きている感が滲み出ている。後者は当時のパリやハリウッドの女優の写真の様な感でアーカイヴ的。前に出てくる放出エネルギと奥深い誘因エネルギの違いか。



「モンテカルロ ギャラリー」は他にもラグジュアリ ブランドをモチーフにした作品を描くルイ・ニコラ・ダーボンと生命的なエネルギと力強さを表現するフランソワーズ・ニーリーとも契約している。尚、同社の事業は多彩だ。インドアの自転車フィットネス「FEELCYCLE」やヨガ、トランポリンを使うジャンピン フィットネス、マインドフルネスのワークアウト、リゾード事業等も行う。


撮影・記事:金剛正臣