「飼い主」という問題(猫と飼い主) #猫 #愛護 #マナー #モラル
猛吹雪の後、深呼吸をするように顔を上げた猫。音や匂い、ひげの感覚など、五感を使って自然の変化を感じ取っているようだ。(Photograph by Miho Doi)
この素晴らしい一枚の写真に添えられいた素敵な言葉です。これは、ナショジオ(ナショナルジオグラフィック)の投稿からの写真です。
例えば、こんな画像でも綺麗だと感じるのは、画像だからです。綺麗でも、こんな場所に身を隠す場所も衣服も持たず暮らせますか?
写真が「素晴らしい」そう感じるのは、私も思います。だけど、怒りや悲しさも感じるのです。
先ずは、下のナショナルジオグラフィックの記事を読んでください。
◻️北の漁港に生きるたくましい猫たち
→ https://goo.gl/iQzG1h
北海道・小樽の漁港には、厳しい環境と闘いながら、次世代へと命をつなぐ猫の世界があった。力強く生きる野良猫たちの姿を通して、土肥美帆氏が「命の素晴らしさ」を伝える。(この記事はナショナル ジオグラフィック日本版2017年12月号「写真は語る」に掲載されたものです)
※ 記事より一部抜粋
どうでしょうか。
読んでどう感じられたでしょうか。
私はTwitterで見かけた記事でしたが、反発を感じてしまいました。
もちろん、140文字では伝えたい事が伝えきれずに「誤解」を招く事もありますが、
これは率直に言って
どうだろうという感じでした。
言葉の揚げ足とりではなく、
率直に「感覚」に対しての理解、賛同をしかねたのです。
豊かで時に厳しい自然界、そこに生きる様々な動物との事、私たちが普段の生活から知ることや目にする事がない世界を教えてくださる「ナショジオ」は、私は好きです。
切なさ、悲しみ、悔しさ、感動、問題、生きるということ、自然や動物への敬意、割り切れることのない感情、心に考えるべき疑問を残してくれるところなどです。
しかし、だからって理解できないことはあります。このような感覚には反発さえ感じることを、共感が出来ないこともあるんだと思いました。
猫をさも野生動物のように語るのは、違うだろ!!といった違和感です。
野良犬や野犬に対しても同じような野生動物とした感覚でおられるのでしょうか。
「健気」「たくましさ」を強いるのはどうかと思いますよ。
このような環境に生きなければならない猫について記事にしてくれるまでに取材をされたのなら、飼い主さんもいない、こんな自然のなかで身を寄せ合って身を守りあって生きる猫たちに違和感を感じてほしい、こたつに入ったり、ストーブの前で丸くなるような姿であるはずの「猫」です。
私たち人間が適切な環境で飼育するペットであるはずの猫における不遇な環境に疑問を感じてほしいし、どうしてそのような生き方をしてるのか……
猫を飼う飼い主さんに問うべき。
そう思いました。小樽市での猫の保護状況や保護猫の環境なども、ナショジオさんならではの影響力もあるので、そこまでの記事を思ってしまいましたが、飼い主という人が責任を持ち、健康を守りながら育成し、人と共に暮らす愛護動物なのですから。
病気や死が隣り合わせにある厳しい環境に放り出している猫、放し飼いや不妊去勢もせずに身勝手な飼い方をして、あげくに野に捨てたりして、危険に晒しているのは、紛れもなく人間なのです。
それなのに
何が健気だ
何がたくましくだ
どこが
ほっこり出来るというのだ
という気持ちを感じました。
しかし、この記事の最後にあるメッセージには、こうありました。
“この野性味あふれる猫の世界は、私に命の素晴らしさを教えてくれると同時に、生きるとは何かを問いかける。
この北の大地に暮らす猫たちをこれからも静かに見守り、生きることについて考えていきたいと思う。
私は相も変わらず、猫が好きだ。”
そこにいた、そこに共に生きた人にしか見えないものを見て感じてきた人だから考えることができる時間の尊さ、命のあり方の重さなどに思いを寄せるような愛情を感じる言葉でもありました。
が、猫はライオンでもない猫です。
野生動物ではなく愛護動物です。
厳しい自然の危険から守るべき動物です。保護していくべき責任があります。本来なら飼い主がすべく「不妊去勢」の措置をして、不幸な猫を増やさないように、地域や環境にも配慮しながら保護活動としてくべき地域の一つであり、問題にも感じました。
言葉の一部だけをとって否定や批判する事には何の解決も見られませんが、言葉の一部であれど感じることも確かな感覚ではある。
単なる反発や批判ではなく、どうしていくべきかのチャンスを与えてもらえたことと考えて、この先の猫を取り巻く不幸な環境のために行動できるように繋げていきたいと思う記事でした。
猫には詳しくはない愛犬家である私でも感じることをもとに書いてみましたが、最近 Twitterでネコについての事が目に入ることが増えているので、溜め込んでる下書きを後回しにして、猫と飼い主とその環境(地域)についても、少しずつ考えながら書いていきたいと思います。
犬も猫も私たちの大切な家族であるべき動物だから。
ペットたちの問題は飼い主です。
ペットの障害となるのは飼い主です。
暑さも寒さも私たちと同じように考えてもあげられないなら、そもそも「飼い主」となる器にない。
そして、そのような人には「自覚」をして欲しいと願っています。
私は身の回りにそのような人がいたら、見て見ぬ振りをしない。
その人のために、動物たちのために、私のためにも、必ず勇気を持って否定もします、伝えます。
その代わり、一緒に良い飼い主になろう!と呼びかけて、正しい飼い方やお世話を知らないならお手伝います。
もしも飼えなくなったり手放すのなら、一緒にお世話をしながら新しい飼い主さんを探すために協力します。
動物である犬や猫のためだけでなく、友達やまわりのひとに犯罪などおかして欲しくないです。
動物を好きであるように、私たちが人間であること、人間同士を差別したり嫌いになどなりたくないですよねっ。
◻️動物の適正な取扱い
→ https://goo.gl/EkTwTu
第3章の「動物の適正な取扱い」では、主に動物と接する者の行動規範について定められています。動物を用いて商活動を営んでいる人間のみならず、ペットとして飼育している人間も含まれます。