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紫貴あき:夢を叶えるブログ

【合格体験記】勉強を記録して合格

2022.04.03 08:43

看護師として忙しく働く川﨑さん、どのようにモチベーションを維持して勉強されたのでしょうか。そのコツのひとつが勉強を記録することだと思うのです。体重を減らしたいときもグラフを書いたり、貯蓄したいときは収支を記録したりしますよね。

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川﨑美穂子さん(2021年エキスパート合格)


毎晩、ビールに始まり日本酒かワインへ。そして、焼酎やバーボンで締める…

晩酌が日課であり、大事なひと時。


1.はじめに

看護師として勤めている病棟へソムリエ資格を持っているCAの患者さん(Nさん)が入院されてきました。お酒が好きだと話すと、「今日の夕飯は何?このワインが合うよ」とおススメのワインを教えていただき、翌日、私がワインの感想を伝えることが日課になっていました。


ある日、ソムリエ/エキスパート試験のテキストを本屋さんでパラパラ見たところ、地質や気候、歴史等々、ビビビッときました。「ワインの勉強、面白そう」とNさんに話をすると「絶対、取った方がいいよ」とソムリエ/エキスパート試験の勉強に背中を押してくれました。


しかし、ワインの勉強をしている知人が周囲におらず、「ソムリエ/エキスパート試験は敷居が高いな」と思っているところへ、<ワイン検定>があることを知り、2020年の秋に受験。ワインの勉強は楽しかったのですが、時間が経つと記憶が薄れていくのを痛感。「もったいないな」と翌年の2月アカデミーデュバンの体験会に参加、その場で受講を申し込みしました。


月に3日しか休暇希望を申請できない職場なのですが、「上司に許可を得る前に決断し、よく懇願できたな…」と振り返ると今でも心拍数が上がってきそうです。



2.アカデミーデュヴァンの門をたたく


3月の第一回目の授業で、紫貴先生から「ワインの勉強をできる環境にあること、協力してくれる家族や応援してくれる友人への感謝を忘れずいること」との話がありました。試験勉強の中、この話を聞いておいて「本当に良かった」と何度も思うことになりました。


リヴィングで勉強していたのですが、休日など、夫や息子がTVを見ながら大笑いをしていると時折、イラっと。しかし「勉強をしているのは自分の勝手である」と気持ちを切り替えること、そして職場の上司の理解や励ましてくれる友人たちへの感謝の気持ちを持ちながら、前向きに勉強に取り組むことができました。


仕事や家事をしながら思うように勉強の時間が取れないことへの焦りやイライラなど、まずはメンタルを崩さないように気を付けようと思っていましたので、先生のアドバイスは本当に有難かったです。アドバイスがなければ、家族に当たり散らし、イライラで勉強どころでなかった事もあったはずです。


↑↑↑授業中の励ましや有名人の格言をノートにメモ…


3.わたしの勉強法

まずは先生のアドバイス通り実践しよう


●毎日2時間、勉強をする

晩酌が生き甲斐ですので、夜の勉強は無理。

早起きし出勤前の時間、昼休み、移動時間、そして信号待ちの時間などなど細切れの時間まで合わせて勉強した時間をメモして達成感につなげメンタルをキープ

また、夜勤明けは勉強が頭に入らず…翌日の良い状態に時間をなるべく確保できるよう夜勤明けで疲れていても頭を使わずできること、掃除、洗濯などは済ませておくようにしました。美容室も座っているだけなので夜勤明けに行くのが習慣になりました


↑↑勉強した時間を手帳に書き込んで達成感を感じるように工夫


●暗記物を自宅の壁に貼る

浴室やキッチンなの壁にスパークリングワインの残糖量やメドックの格付け、ブルゴーニュの地図などを。始終、勉強から離れられない環境にするのは最初、気が引けたのですが、フラットな状態で視覚に入るのが良かったのか、図として記憶され、いくつかのテストの場面で助けられました。浴槽につかりながら、ぼーっと眺めたり。ストレスにならなかったです


●小テストを7割以上

当初は先生のおっしゃる通りに7割以上を目標にし、満足していたのですが、スモールグループに加入してからは仲間の足を引っ張ってはいけないと、全問正解を目指して取り組むようになりました


●対策問題集を5巡

勉強した範囲を記録し、5巡したところで終了


↑↑テキストのインデックスごとを参考に勉強計画を立てました。やった回数を記録していきます。


●二次試験 テイスティングをなめてはいけない

二次はなんとかなるだろうと気が抜けていたところへ先生からの一言に目が覚めました。スタートが遅くなってしまったので、仕事の休憩時間に、紙とペンがあればできる、当初は疑っていた<ドライテイスティング>をやってみることに。効果あり、解答のリズムを掴むのに役立ちました。

やれることはやりながらも、勘やフィーリング、なんとなく…の感覚も恐れずにいるよう心がけました。

実際の試験ではワインを飲み干してしまい、焦りましたが、先生や応援してくれている家族、友人のことを思い、ベストな解答で終われるよう諦めずに最後まで頑張れました。



4.勉強を終えて

定着した勉強習慣を活かし、来年は仕事に関連した資格勉強をスタートする予定なので、今年は楽しく<ワインのおつまみ>、<楽器>、<社会活動参加>を目標に向かっています。

Nさんのひと言で思いがけず始めたワインの勉強。紫貴先生をはじめ、様々なバックグラウンドを持ったワイン仲間との出会い、<自分にもできる>というチャレンジ精神などなど…。約7カ月間を通して得たものはぶどうのバッヂ以上にとてつもなく大きなものでした。

紫貴先生、本当にお世話になりました。有難うございました。水曜日の午後を思い出すと涙が出そうです。感謝 川﨑美穂子



↑↑産地の勉強に便利な地図帳と問題集。そしてレッスンでとったノート。ノートは5冊になりました。


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講師から

川﨑さんの勉強法でマネしたいのは、自分の勉強法を記録しているところ。この方法は、とても達成感があるのです。少しずつでも達成感を味わえることは、長い受験生活を乗り越える上でとても重要です。実は、紫貴も時間の家計簿をつけています。記録を付けると、だらだらしている時間なことをしている時間も発見できるので、勉強にメリハリがつきます。

その他、川﨑さんは、晩酌の間に、イタリアのガイドブックを読んで、旅行するつもりで勉強したり、いろんな努力をされていました。まさに合格すべくして合格したと思います。今年も新しい資格試験を受験されるとのこと、エキスパート試験での発見が次の試験に生きるといいなと思います。

↑↑紫貴の時間の家計簿