『憂鬱⑥』(続•臣隆妄想劇場71)ショートバージョン
2017.11.14 18:00
「10回ともダメだった…」
臣がやっと重い口を開いた。
「キスシーン?」
「ん」
「やだったの?」
「……ん」
「お前とでなきゃ…」
隆二は臣の言葉を聞いて、胸が熱くなった。
リリックスピーカーから聞こえてくる。
泣きたいくらい 僕が君を
好きになれば なるほど
なぜだろう 君は悲しそうだから
会いたくても 会いたいって
言えなくなってしまう
儚く降り積もる Powder Snow
続く