積み木崩しと積み木をするまで #分離不安症 #ペット
積み木とは、
関係を築くことです。
我が家のウッ君ことウーさん
昨年まで積み木が上手く出来なかった
積み重ねた積み木を破壊しました。
それは
私にとっても
彼にとっても
大切な存在を亡くした時からです。
先住犬を失ったあの日からの事です。
とても賢い子で
とても優しい
やんちゃな子犬だったウーさん
我が家に来て直ぐに先住犬のBuzz男が大のお気に入りとなり、絡みすぎて、愛情アピールがすぎて、Buzz男に叱られたりすることがあるくらいでした
人に犬や猫にもとても穏やかで優しいBuzz男は、母犬と父犬と妹たち、ほかの保護犬たちのいる多頭の我が家の環境で育っていたので、ウーさんにとっては、犬社会と私たちとの人と犬が共に暮らす社会を勉強するには良く、講師としてはBuzz男は適任でした。
そんなウーさん
少し問題を抱えていたこです。
少しだけ普通より過敏な性格でした。
そう、分離不安症でした。
けれど、子犬だったこともあり、Buzz男のおかげもあり、毎日の成長と同時に新しいことを学びながら改善されていくようでした。
この分なら、日々成長しながら紳士になれると確信していたほど。
なのに
Buzz男の存在は
子犬のWoodyにとっても
すでに大きなものでした。
分離不安症が「悪化」しました。
在るものすべてを食い尽くすように
在るものすべてを破壊しまくるような在るものすべてを敵にしてるような
感情を爆発させていた
小さなカラダで精一杯
悲しみを爆発させていた
犬たちにも心があり豊かな感情があるのは知ってはいても、鬱があるのは知らない人が多い
私も近所の犬や昔にいたサブ爺
Buzz男にも少し教えてもらえていたけれど、分離不安症を正しく知らず破壊という行動は知らなかった……
そんな経験のない私は泣き崩れた
家から部屋から
家具が物が消えていった日のこと
家具が物が次々とゴミとなる……
どうしたら良いのか分からなかった。
止めても止めても無駄
泣いても泣いても無駄
指摘されたのは甘やかしてること
指導されたのは強さ
勧められたのは躾け
押さえつける
そんな「躾け」はしたくなかった。
彼を理解した答えではないのは、何も出来ずに泣いている私にも分かっていたから。
私は犬たちとそんな関わり方はしてきていない、しっかりと家族になること。家族になるために、理解しあいたいだけ。
関係を築き合うことを
理解し合うことを
知ることから始めよう
ウーさんのことを知るために観察した彼の研究者のように勉強を始めた
私と君のトレーニングが始まった
ペットロスと兄貴ロス
彼が居場所としたのは、
彼が穏やかに過ごすのは、
Buzz男が最期にいた箱のなか。
匂いに温もりを感じているようでした
とても大きな喪失感と悲しみのなかで
とても重い責任を痛感しました。
これだけは、今でも言葉にならないほどのものです。
だから強く誓えたのかもしれない。
このままでは、いけない
彼を育てなければ、
彼を知らなければ、
彼を愛するために、
彼と共に成長しなければと意識を持って立ち向かう覚悟を持ち始めた時
徐々に徐々に
わずかにわずかにと
新しい時間を受け入れてくれた
新しい環境に慣れてくれるように
破壊した後の片付けを泣きながらする私を見つめていた
分かっていたが無視をした
怒ってるのも悲しむのも分かるはず
片付けている私に近づいて寄り添ってくるようになりました
お詫びするような仕草も見せてきた
それでも無視をして片付けた
お互いに手探りだよね
これは良い?これはダメ?
怒らない代わりに
互いに考えて
反省する時間を作るのは大事
しばらくして
考える時間と反省する時間をおいて
抱きしめて話をするようになりました
彼は私を悲しませないために
何をするべきかを知ったように
行動が変わり始めました。
GOOD BOY!
O.K!! THANK YOU!
とても嬉しい様子で
もっと言って
もっと言ってと言うように
変わり始めました。
頑張ってくれた
我慢してるんだと思う
頑張ってるんだと思う
そんな繰り返しを感じたのは
こんな寒くなった頃でした。
感情のコントロール
悲しむ私への思いやりを感じた頃
破壊行動の我慢
葛藤の色もたまに伺えた
破壊が減って次第に増えた
ストーカー
甘えも体当たりで強烈だけど
真っ直ぐでわかりやすい子でした
ひとつひとつ
丁寧に褒めてあげました
たくさん
喜びを見せて感謝をしました
一人でドッグランを走って楽しめる
お互いの時間もつくれるようになった
一緒に遊びたい時の2人だけのサインも出来たよね!
変わったこともある
変わらず良いところもある
バランスが生まれてきた
鼻すすると慰めにダッシュしてきて
目を見つめて
涙をペロペロして
いつからか覚えたハグをしてくれる
鼻風邪の時は申し訳ないくらい(笑)
いっぱい話して
いっぱい笑って
いっぱい頑張って
信頼関係を作ること。
どんな病気も、
どんな問題も、
お互いの障害であること。
君のせいじゃない。
私のせいじゃない。
一緒に過ごす
大切な毎日と同じように。
そして1年が過ぎるこの頃
また新しいご報告ができます。
とっても落ち着いてきたことと
とっても心身健康であることと
イタズラもしないのです。
寂しい時間を与えてしまうけれど、
私の帰りをお利口にして楽しみに待っていてくれる。
そんなウーさんに
彼の好きな言葉とハグで感謝と喜びを伝えています。5分ほどは必ず遊ぶことにしています。
もちろん
まだケアは必要だけど
思いやりも観察も
これは一生、大切なことだよね。
語りかけて話し合い遊び合うこと
毎日が大切だよね。
君のおかげで幸せだよ!
お互いさまであることが大切。
ありがとう。
大丈夫だよ。
Buzz男のこと
Buzz男にいちゃんのこと
凄く好きになってくれて嬉しいよ。
最高に賢いやっちゃ。
Buzz男を見守る
Buzz男のお気に入りのお友達
ダッフィ
ウーさんも
お気に入りは引き継いでます。
振り回し引きずりまわし
目も鼻も何度つけても「いらん!」するので、大切に収納してあります。
Buzz男
いつか持っていくからね!
しかし
破壊王だった時は「積み木くずし」
みたいだったよ(笑)
「今だから」
こんな事がいえる
こんな時が迎えられて幸せです。
私は躾けという言葉が嫌いです。
一方的な躾けのイメージが嫌いです。
必要なのはコミュニケーション
大事なのはトレーニング
必要なのはお互いさまだからです。
綺麗事に聞こえるかもしれない
それでもいいんです
経験して思ったことなんですから。
笑いあって
じゃれあって
遊びあって
時々 考えて 時々 反省して
ずっと向き合って!
ずっと一緒に歩こう!
愛しあおう!
見つめあおう!
教え合おう!
君の好きなこと沢山みつけるよ!
君の好きなもの沢山つくるからね!
私も体力つけて
最高の成犬期にしてあげるからね!
最高の熟期と成犬期を楽しもうね!
私たちなら出来るよ!
そう教えてくれたWoody
根気強さと忍耐力と
愛情を教えてくれたWoody
手のかからない犬たちなんていない
手をかけないだけです。
どんどん手をかけてあげて下さい。
我が家に来てくれて
我が子となってくれて
ありがとう。
ほらね、今も鼻をムズムズしてると
オモチャを咥えたまま
私を見つめて思いやってくれる
彼なりに見極めてる瞬間のよう
私は気づく
心配かけた!しまった!ごめん!と。
すかさず
オッケー!カモン!!
そう笑って呼びかけると
問題なんてどこにもないんだよ。
ね!もう一回ハグしない?
Lovely days CHIKA'S MIND TRIP
もしも
愛犬の抱えてる問題に気づいたとき
飼い主さんの問題を感じたとき
なんらかの問題を感じてるのなら
周りに話してみてください。
私でも良ければ話して下さい。
最後まで最高の家族でいることを誓いあってください。
犬も私たちとの良好な関係を望んでぃす、信頼関係を築く努力さえすれば
豊かな毎日が過ごしていけるはずです。
人間関係でも同じです。
縁があっても、努力がなければ
その場かぎりとなり
繋がりは、うまれません。
繋がりのために努力しあわなければ
絆は、うまれません。
努力はとても不可欠なものです。
愛情と同じように。
そばに飼い主がいないことへの不安から、過剰に吠えたり、不適切な排泄をしてしまったり、モノを壊したりと問題を引き起こしてしまう症状のこと。
これは、小さい時の人間不信などから発症することがあると言われたり、生まれたばかりのころ環境に問題があったりと言われるもので、その症状もまた幅広く様々なようです。
我が家のWoodyの場合は、異常なまでの破壊行動と頑固な気分屋でした。
分離不安症を改善する方法は、多くの場合「愛情をしっかり注いで信頼関係を作ること」だそうです。実際に経験してみて思うことも同じです。
これは問題なんかじゃないのです。
知り合っていく、付き合っていく、その関係を築く過程なだけです。
誰にだって性格はそれぞれにあります。ウーさんも生まれた環境で感じたことを元にそうして生きてきただけ。
そう理解しています。
事情を知り理解すれば、向き合い方もたくさんあるし、互いにあった付き合いかたも見つかります。
必ず見つけあえます。
押し付けないこと
諦めなければ
心を向け合えば
話しかけつづければ
顔をあげてくれます
必要としてくれます
支えとなろうとしてくれます
互いを愛し必要とし合う
素晴らしい家族になれます。
誰にだって悩みや問題の一つや二つはあるものですよね。
躾けができない!
そんな風に自分の問題を理由に犬を不幸に晒すのなら、手放すなら、絶対に飼わないで下さい。
これほどの不幸はありません。
躾けなど出来なくても、多くのコミュニケーションをとって関係を深める努力をして下さい。飼い主さんに必要な、犬にも必要なお互いのためのトレーニングとなるはずです。
関係が築くことができれば、
躾けと言われることなど
賢い犬たちには、必要とされてる事だと理解し伝わるはずです。