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マヤ

『憂鬱⑦』(続•臣隆妄想劇場72)ショートバージョン

2017.11.14 18:05

「ソロデビュー曲の時は完璧にこなしてたじゃない」




「…あの時はまだ…俺ら付き合う前だったし…」




「臣…仕事だから割り切らないと…」




「お前は?嫌じゃないの?」




「仕事だからって、他の女性と…」




「……」




「隆二?」




後ろを振り返り、臣は横顔だけ見せる。




隆二は優しい目をして臣を見つめ、

呟(つぶや)いた。




「いま、ズキっていったの聞こえた?」




「…お前」




どちらから重ねるともなく、自然に唇を合わせる二人。




キスにも色んな表情がある。




軽い挨拶だったり、激しかったり…




今日はなんだかとても切なかった。








続く