ファラーフェル
アッサラーム アレイクム。
初めまして、ヨルダン南部マアーン在住の水本佳子と申します。
ヨルダンとトルコのハーフである夫とイスタンブールで結婚して28年、 トルコと日本の滞在を経てヨルダンへ移住して19年。
2男2女の子に恵まれ、現在アラブ料理教室、水墨画教室、 いけばな小原流ヨルダン国際支部佳仙教室の主宰をしています。
今回よりアラブの食についてレシピや四方山話を交えながら執筆いたしますので、 よろしくお願いいたします。
第1回は何と言っても『ファラーフェル』です!
出来上がりのもの。パンにホンマスとサラダを加えるとアラブサンドイッチができます。
アラブ諸国の朝食の定番メニューであり、おやつでもあります。 日本で言うコロッケ感覚ですね。
欧米でもセレブから広がり、あちこちで売られホンマス(ひよこ豆ペースト)と 同様にとても親しまれています。 いろんな作り方があります。
エジプトではそら豆を主にしたり、小麦粉などを入れるものもあります。
インスタントも売り出されてますが、やはり手作りに勝るものはないですね!
ひよこ豆を主としてお野菜とスパイスをたっぷり入れてますので、 健康食と言えるでしょう。油の取りすぎは禁物ですが。
こちらでは急な来客のためにも作り置きをしています。 多めに作って1回ごと袋に入れ冷凍します。 自然解凍すれば全く問題なく使えます。
もしくは軽く揚げて冷凍し、使うときは電子レンジで解凍してまた揚げるか、 オーブントースターで焦がすのもいいでしょう。
パーティーなどのオードブルにしてもおしゃれではないでしょうか? ぜひお試しください。
ファラーフェル
<材料>
ひよこ豆(1晩浸水後) 300g
玉ねぎ 1/3個
パセリ 30g
シードコリアンダーパウダー(なければ生のパクチでも可)
小さじ1 塩 小さじ1 胡椒 少々
ミックススパイスまたはオールスパイスまたはクミンパウダー 小さじ半
お好みでチリペッパー 少々
にんにく1片 重曹またはベーキングソーダ 小さじ1/4
水 適量(握ってまとまるまで)
揚げ油
<作り方>
1.ひよこ豆をさっと洗い、たっぷりの水をいれ、一晩、水につける
2.水を切ったひよこ豆、玉ねぎ、パセリをフードプロセッサでよく砕く。なかなか砕けない場合は水を少し足す。
3.2に調味料を入れ、よく混ぜる。パサパサしているようであれば、 水を少し足してしっとりさせる。
4.揚げ油を高温にしておき、3に重曹を入れて混ぜ合わせる。 形を整えて、素早く揚げていく。 **形がくずれやすいのであまりいじらない。
5.焦げ目が両面につけば出来上がり。
サハテーン!
写真1:材料を混ぜたもの
写真2:具を揚げる道具はスプーンで代用できます。最初に道具を水で濡らすと具が落ち易いです。
写真3:揚げるときは油がはねますのでご注意ください。