向う端にすわった男
読まなきゃと思うと読めない
「向う端にすわった男」/東直己
(※この話の続き)
結局、探偵はバーにいるシリーズ、
12月に入るまでに
未読のうちの一作しか
読めなかった。。。
しかも今回の映画って
オリジナルストーリーで
「探偵はBARにいる3」を
読まないと映画の予習には
ならないみたい。
1作読んだから
残り4作+1作を読まなくては!
・・・って別に義務化しなくて
良いんだけと。
今回読んだ
「向う端にすわった男」は
短編集で読みやすかった。
中でも印象的だったのは
「調子のいい奴」という話。
大企業を辞めて、起業。
夢ばかり語って誰にも相手に
されてない詐欺師が出てくる。
この作品の詐欺師みたいに
犯罪までに至らなくても
こうゆう人っているいる!
関わらないようにしたいよなー。
と思わされる。
あとがきに、
この詐欺師のモデルは
自分の身近な人では?
と作者の東さんに訊ねた人が
たくさんいたと書かれてたけど、
頷ける。
みんな、多かれ少なかれ
振り回された経験があるんだな。
自分を大きく見せようとしていたり
簡単にすごい仕事が
決まりそうだと語ったり
身内の悪口を語る人には要注意!
はっきり言えない方だから、
上手いこと
言いくるめられないように
気を付けなくては!!!
簡単に儲けることはできなくて
みんな必死に色々考えてるんだから。
プレマママーケティング
選ばれるための方法
考えられていると言えば・・・
出産するとオムツにミルクにと
赤ちゃんのための消耗品が
たくさん必要になる。
赤ちゃんが産まれてから
ある程度大きくなるまでは
毎日使うわけで、
赤ちゃん用品メーカーは
商品を選んでもらうために
産まれる前にと、妊婦に
試供品を大放出する。
赤ちゃん本舗や
ベビーザらスでは
サンプルのセットが貰えるし
各メーカーのサイトから
試供品プレゼントに応募できたりも。
近所のドラッグストアでも
オムツをもらった。
それから、陣痛タクシーを申し込んだら
ポストにサンプルセットが
入ってて、びっくりした。
それからそれから
各メーカーの育児サイトの
充実ぶりにも驚かされる。
オムツもミルクも
同じものを使い続けると
お得なポイントプログラムがあったり
子育て情報が満載の
サイトやメルマガ、コミュニティを
運営していたり
あの手この手で
長く愛されるための工夫がされている。
主なメーカーの試みをリンクしてみた。↓
<オムツ>
パンパース(P&G)
メリーズ(花王)
ムーニー(ユニ・チャーム)
GOO.N(エリエール)
<ミルク>
はいはい(和光堂)
ほほえみ(明治)
はぐくみ(森永)
バランスミルク(アイクレオ)
すこやか(ビーンスターク)
どれにするか、
とってもとっても悩む。。。
さらに、どこで買うのが
お得かも調べなくては。
買う側も色々考えさせられるけど
各社選ばれるために
色んな戦略を立ててるんだなー。
産婦人科でも
退院の時にはサンプルどっさりだし。
そうそう、
上の子を産んだ病院で、
営業さんが売り込みに来てて
助産師さんや先生に
断られても食い下がって
サンプルを置いてもらうために
お願いしてたなー。
確かに、上の子の時は産院で使ってた
オムツを使ったもんな。
選ばれるって簡単じゃない。
さらに、使われ続けるのも
難しいものだ。
上手い話はない。
商品を提供する側になった時には
いっぱい努力しなくちゃな~。
お休みが終わったら、がんばろう。