13、14、15変奏 神戸公演を終えて
2017.12.07 04:30
第13変奏 (2段鍵盤)3/4拍子 バスに支えられ美しい32分音符が天に昇っていくような感じ。
第14変奏 (2段鍵盤)3/4拍子 13変奏と同じ3/4拍子だがこちらはハツラツとした3拍子。踊るような32分音符がアクセントになっている。
第15変奏 (1段鍵盤)2/4拍子 ト短調 アンダンテ 5度のカノン 前半の終曲で初めて短調が出てくる。ため息のモチーフが随処に出てくる最後は天に消えて行くようなdの音で終わる。
神戸公演を終えて ビオラの森口恭子さんにお話を伺いました。
森口さんは今回とは違うメンバーで既に1回ゴルドベルグをオールリピートで本番をしてらっしゃいます!
みのだ: 本番1回終えてどうですか?
森口さん:今朝起きたら身体が痛かったです。。。(これは3人共通です)前回もそうですが毎回高い山に登っている感覚ですね。始めのアリアから日が上って変奏曲から物語が始まり紆余曲折して最後に日が沈むようにアリアに戻ってくる、シュトラウスの「アルプス交響曲」に似ているように思います。
みのだ:ビオラ弾きとしてはどうですか?
森口さん :音楽はもちろん技術的にも大変です!チェンバロ、ピアノと違うところは和音を3人で作らなければならないのでビオラの役割として和音、和声のバランスの取り方を考えるのが難しいです。
みのだ: 作品の楽しみ方、聴き処など教えて下さい。
森口さん: 1つ1つのバリエーションを楽しんでもらうのも良いですし、もちろん作品全体で楽しんで頂くのも良いかと思います。あまりバッハ=難しいという先入観を持たずに、フラットな感覚で聴いて頂けると嬉しいです!もちろん眠って頂いても良いです!笑