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日中バイリンガルMC

【中国語レッスン】神戸ルミナリエ アナウンス!

2017.12.07 06:27
(試験点灯中をパシャリ。よく見えませんが点いてますよ〜)





2017神戸ルミナリエの中国語アナウンスレッスンをさせて頂いております。



生徒になって下さったのは三人のベテラン司会者さん。日本語司会はもちろんお手の物ですが、中国語学習歴はゼロ!本番まで時間が無いこともあり、正直少々不安を抱えてのスタートでした。







「中国語は発音が難しい・・・」というのはどこかで聞かれたことがあるかも。そうなんです!日本語でも発音やアクセントが違うと意味が変わってしまう単語がありますが、中国語は全ての単語にアクセントについて厳しい決まりごとが。そして日本語には無い口の動きがあります。発音は「拼音(ピンイン)」という独特の発音記号で表現されます。



学校などで中国語を学ぶ場合、最初の数ヶ月間みっちりとこの「拼音(ピンイン)」だけを勉強するというほど大切なもの。文法や単語はその後ようやくスタートです。中国語で仕事をしていても、非ネイティブである私にとって発音は永遠の課題・・・










今回ご依頼を頂いてから本番まで約三週間。その間にもちろん他の本番も抱えておられますから、「みっちり発音の基礎」からという時間はありません。そこで・・・



まずは頂いた日本語原稿をもとに翻訳文の作成。それを音声にしてお渡しし、聞いて真似る、を繰り返して頂きます。




次に、可能な限りカタカナ、そして記号でアクセントを表したものをご参考に配布。



「Zoom」というオンライン会議システムを使い、お顔を見ながらのレッスンも何度か行いました。



更に、宿題として、ボイスメッセージで練習の成果を送っていただいて、繰り返し繰り返し練習です。








驚いたのは皆さんのガッツ!



皆さんの熱意に刺激され、どんどん熱が入りました。「もう少しこの音を上げて!」「舌の位置は前歯の後ろ意識してみましょう!」「もっと上!」「グッと押さえて!」



生徒さんからは「練習すればするほど自分の音が上がってるのか下がってるのか分からなります〜」という悲鳴も。聴き慣れていない音を真似るって、できそうでできないものです・・・



とはいえ、嬉しいことに、皆さんの上達スピードは私の予想を遥かに上回っていました!



司会というお仕事を長年されている方はおそらく耳が良い。そして、舌や口の動きに敏感。これは中国語を学ぶ上で何よりのアドバンテージだと言えます。機会があれば是非本格的に勉強していただきたいものです♡




こうして仕上げた中国語アナウンス、明日12/8からいよいよお披露目。最後まで「この表現の方が発音しやすい」「伝わりやすい」と、より良いアナウンスを目指して試行錯誤と練習を続けています。









もちろん事前にネイティブに吹き込んでもらったものを使えば、完璧なアナウンスを流すことは簡単にできます。「ネイティブの発音でないと・・・」というご意見が出ることも承知。ネイティブどころかAIを使ったアナウンスだってあるでしょう。



ただ、阪神淡路大震災からの復興のシンボルである神戸ルミナリエには、“暖かさ”が欠かせない。敢えて“生(なま)”にこだわり、暖かみのある、生きたアナウンスを目指して外国語アナウンスにチャレンジされる皆さんの心意気に打たれました。




多くの方にこの想いが伝わりますように!

神户Luminarie(彩灯节)欢迎您♪







ルミナリエMCリーダー・高山さんのブログ

記事中の「なぜルミナリエにこだわるのか」もぜひ読んで頂きたい。



当時学生だった私は「何もできなかった」という悔いが残っています。今回ルミナリエに関わらせていただいて感謝です。




日本語中国語バイリンガル司会者

宇高よう




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Email:udaka.mc@gmail.com