解説2
2017.12.07 06:49
ヨハネの黙示録では繰り返し「私はすぐくる」というイエスの言葉が出てくる。
イエスはゴルゴダの丘で十字架に架けられ3日後に復活し「私はすぐくる」と言ってこの世を去った。
いわいる終末論がヨハネの黙示録では描かれているのだが キリスト教徒にとって世の終わりは恐れることではないのだ。
キリストが再臨することで救済されるのだから。
ヨハネの黙示録では悪魔に1000年も支配されたり、ありとあらゆる災いが起こるのだが人々はすぐ快楽に溺れてしまう。
現代の社会にも置き換えることもできる、壮大で謎に包まれたこの物語りを獄中の中で読んでいた敬虔なカトリック信者であったメシアンはヨハネの黙示録を心の拠り所にしたのであろう。
悪に支配された後に闇の無い世界=時の永遠がくる。
メシアンが言うところのイエスの不滅性か。